さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

ほむら〇〇シリーズ

【scene0】film2.DAY21.22 感想(ネタバレあり)

こんばんは、さんかくです。 いやはや…scene0のおかげで本編当時の感覚がまるまる戻ってきています。楽しいけれど、めっちゃ心がしんどい!ここまで一喜一憂するとは思いませんでした。 さて今回、杏子がマミさん厄介オタクみたいになっているんですが、ほん…

ほむら本を読む(まどマギ二次創作)

さやか名案が浮かぶ(まどマギ二次創作) - roadman789’s diary の続きになります。 暁美ほむらは元来というか、環境の所為か人一倍読書好きである。それは、思春期の一時期特殊な(という言葉すら軽薄に思えるほどの)経験を得たのち、人外となった今でも変…

ほむらプレゼントを渡す(まどマギ二次創作)

「おい美樹、何そわそわしてやがる」「へ、い、いやっ、なんでもありません…」 白髪の初老の男に睨まれて、美樹さやかは慌てて首を振る。時刻は18時30分、定時はとっくに過ぎているが、マル暴には「ノー残業デー」という概念は無いらしい。無機質な執務室内…

ほむらプレゼントを探す(まどマギ二次創作)

「姉ちゃん、本当にいいの?」「え、いいに決まってるじゃない、たくさん呼びなよ」 周囲がクリスマス一色の雰囲気になった頃、鹿目まどかとその弟のタツヤは街を散策していた。例年の「家族パーティ」で必要な飾り付けを購入するためだ。 「だって、俺のク…

ほむら風邪をひく(まどマギ二次創作)

白い手が伸びて、私の手を掴むのだ。 ――さやか と呼ぼうとしているのだろう、しかし私には聞えない。彼女の口からは泡沫が溢れてきて声にはならなかったのだ。 ここは蒼い水の中だった。何故、彼女が私のテリトリーにいるのかは思い出せない。ただ、私は水の…

ほむら思い出し笑いをする(まどマギ二次創作)

「はい、美樹の携帯です」 意識は未だ朦朧としているが、暁美ほむらはとりあえずきちんと返答した。問題はそこからだ。携帯のレシーバーから男性のがなりたてる声が聞える。眉をひそめ、その圧倒的美貌に「不愉快」の表情を滲ませながら、ほむらは囁いた。 …

ほむら計画する(まどマギ二次創作)

「夏季休暇?」 美しい眉を少しあげながら、黒髪の女性が不思議そうに目の前の蒼い髪の女性を見つめる。 「うん、それでどこか行こうかなって…」「ちょっと、どうして社会人なのに夏季休暇があるの?」 パンを咀嚼しながらもごもごと話していた蒼い髪の女性…

ほむらカラオケに行く(まどマギ二次創作)

これは二人が表面上大学生として人間らしく生活していた頃の話。 見滝原市の中央にあるショッピングモールは地下にカラオケ店が一軒ある。だいたい休日や平日の夕方は学生客でごった返すのだが、その日もご多分に漏れずだいぶ混雑していた。ほんの少しだけ違…

ほむら振り返ってみる(まどマギ二次創作)

「大分昔のことだけどね」 暁美ほむらのその口癖は直る様子はなかった。またか、と美樹さやかは思う。この10年間でこの黒髪の女性は何回「大分昔」と呟いたのだろうかと。 「……1万回くらい?」「……?なんのこと?」「いや…別に、ところであんたのその「大分…

ほむら鍵をかける(まどマギ二次創作)

『さやか、貴方何してるの?』「…え、えへへちょっと街をふらつこうかと…」 はあ…と電話越しに相方のため息が聞こえる。美樹さやかは困ったような表情を浮かべた。今日は仕事が比較的早く終わり、ちょっと街でもふらつこうか…そう思った矢先の家の主からの電…

ほむら労わってみる(まどマギ二次創作)

それはいつもの通り、美樹さやかが仕事を終えて家に着いた時の事だった。 「お疲れ様」 と、家に着いた途端、家主に温かい言葉を掛けられたので、美樹さやかはきょとんと目を見開いた。 「へ?あ、う、うん」 ただいまと言いながら、さやかは窓辺のソファに…

ほむら犬を飼う(まどかマギカ二次創作)

最近のペットショップ事情はなかなか厳しい。生体を販売すること自体反対する人々が多い中、村岡は必死に頑張ってきた。元々動物好きなこともあったが、脱サラして借金してまで興したこの店をむざむざ潰すわけにはいくまいと血の滲むような思いで経営の傍ら…

ほむらにらめっこする(まどマギ二次創作)

「にらめっこしましょう?」 と、いきなり傍にいた黒髪の女性が囁くものだから、美樹さやかは驚いて、ええ?と聞き返した。 「ど、どうしちゃったのよ一体?」 大学の昼休み、人気の多い場所を避け、ほむらとさやかは構内の隅にある林の中にぽつんと置かれて…

ほむら酩酊する(まどマギ二次創作)

心に響く歌というのは、時代を超えて、世界も越えて万人に通ずるものである。特に演歌はそうだと、美樹さやかはすぐ隣に座っている幼馴染に告げられた。 「ほんとうにね…演歌って人の心を掴むんだよ、あ、この曲もとてもよくって…」 両手を合わせながら、桃…

ほむら日本酒を飲む(まどマギ二次創作)

大学の一般教養ほど眠気を誘うものはない。「ふああ…」さやかは口を抑えるが、あくびを噛みころすことができなかった。涙目で必死にノートを取る。こんなに眠いのに眠れないなんて、なんだか理不尽だ…とさやかはずれたことを考えた。ノートにはびっしりと化…

ほむら散歩する(まどマギ二次創作)

魔獣を倒した後の散歩もなかなか悪くない―― ほむらは朝日を浴びながらふと思った。相方はまだ仕事だし、家に戻っても誰もいない、だとすればたまにはこんな寄り道もいいだろう。誰もいない公園の並木道の中、一人ほむらはその美しい横顔に微かに笑みを浮かべ…

ほむらハンバーガーを食べる(まどかマギカ二次創作)

これは、二人がまだ社会人になりたてだった頃のお話 美樹さやかには大学時代数人友人ができた。友人とはいっても中学生の頃の特殊な体験で築かれていった仲間達とは違う、一般的な友人だ。だが、それでもさやかにとっては大事なものであった。さすがに特殊な…

ほむらお腹がすく(まどかマギカ二次創作)

「ん…いったあ」 頭を抑えながら、美樹さやかは身体を起こした。床の固い感触に顔をしかめながら周囲を見渡すと、傍のベッドがある。どうやらベッドから落ちたらしい。蒼い目をぱちぱちと数回まばたきさせて、彼女はようやく状況に気付く。 「なんなのよ…ま…