さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【scene0】film12MTDAY編感想(ネタバレ有り)

 

どうもさんかくです!

いやあ今回はfilm12のMTDAY編の感想です。(最初MTって何?と思ってたんですが、マミさんのことだったんですね)しかしこのMT編…ほんとすごい。マミさんとまばゆに何があったのかという謎解きと共に、二人が濃密な関係(言い方)を築くに至るまでの過程も丁寧に描かれていて、なおかつ答え合わせの回も含められていてほんとてんこ盛り!更にマミさん達による新人勧誘のくだりで根底に流れる不穏さを垣間見せたりと情報量が多いんですよね。

 

前回からの『三角関係百合』の観点から言えば、今回のボリューミーな二人(まばマミ)の交流シーンは、まばほむの交流時間と対になるようにそうしているんだろうなあと感じました。このMT編がなければまばほむ側に感情移入していたと思いますが、これを読むとマミさん側にも同情してしまいますね。でもだからといってほむらの方も今ではまばゆは手放せない状態になっているし難しい。語弊を恐れずに言えばこれ、失踪した旦那さん(まばゆ)を探す奥さん(マミ)の話の様だなあと…(なんと)実際は旦那は別の恋人(ほむら)と暮らしていて、もうにっちもさっちもいかないとか(個人的妄想)

 

いやはや、前置きが長くなりましたが、ではではMT編感想参ります。今回もDAYごとで感想書いてまいります。(MTDAY??の回は便宜的に読む順番で①~と数字をつけてます。)

 

MTDAY??①

レコンパンスでのマミさんとまばゆ…ここは最初の出会いなんでしょうね、まばゆがキュウべえを認識してそれがきっかけで二人は知り合う…そっかこういう出会いだったのか。場所が変わってマミさんの部屋で魔法少女について語り合っているシーン、キュウべえが当たり前のように勧誘しているのがまあ腹立つこと笑マミさんが良かれと思ってまばゆを勧誘しているのもまた…(泣)本編でまどかとさやかを勧誘していたシーンを思い出しますねぇ。

 

しかしキュウべえに並み以下と言われるまばゆ…申し訳ないけどくすりとしてしまいましたw(すまぬまばゆ…)

 

MTDAY??②

まばゆとその母とのやりとり…ああ…ここ辛いですねぇ、占いってほどほどがいいんだと思います。まさに当たるも八卦当たらぬも八卦くらいが…確実に当たる(もはや予知)占いで自分の死を見てしまったらもう…このくだりは読んでいてきつかったです。まばゆもお母さんもほんともうどちらも辛くてかわいそうで…(涙)

 

しかしまばゆほんと芯が強い…!『死の恐怖よりも外れることを拒むから』『そういう奇跡は必要ないみたいですね』って、お母さんのことよく見ている…でもねえ、ここは病気を治すことを願おうよ…(超個人的意見)

 

ちなここで興味深かったのがキュウべえの台詞

「自己保存は、生命の本能かと思っていたけれど…」

「各個体に、それよりも優先するものがあるなんて」

「ボクには、感情なんてものはない方が幸せに思えるよ」

ああ~これ個人的にさんかくには響きました。絶対ではないですが、ある意味真実…キュウべえの言葉ってめっちゃ悔しいですが(何)正論って思うことがあるんですよね。めっちゃ悔しいですが(2回目w)しかしそこでまばゆ願い事を見つけます。まばゆもまたキュウべえの言葉に何かを見出したんですよね…ああ、ここから記憶を奪う能力を身につけたのか…

 

MTDAY??③

わ、まばゆのお母さんめっちゃ爽やかになってる。しかし母に対して「どうもどうも」って返事するまばゆなんか面白可愛い…良い意味で友達同士のような親子なんだろうな…(うるうる)そしてまばゆとまばゆ母とマミさんの空間…なんだかほっこりする…ああいいなあ、マミさんも魔法少女になってからこんな生活感溢れる出来事があったんだ…それからまばゆ母と二人きりになるマミさん。ここね、お母さんわざとまばゆに席を外させたんだと思うんですよ、娘の友だちになってくれる子に「仲良くしてあげてね」とお願いしたくて…うう、今回さんかくのツボに入ってうるうるすることが多すぎる。こういう親子愛にめちゃめちゃ弱くて…前回の怒涛の百合も良かったのですが、こういうしっとりとした静かに流れる愛情もいいなあ…そしてマミさんも嬉しかったと思います。いやあマミさんがまばゆに固執する理由もなんかわかります、友達(なりたて)のお母さんに優しくお願いされて、家族ぐるみのお付き合いになったらそりゃもう…マミさん自体咄嗟に願い事をしてしまい、仕方なかったのですが家族を失ったまま(涙)なのでやはり家族恋しいんだろうし…

 

そして二人になった時にとうとうマミさんはまばゆに言います。

 

「マミでいいわ」

「だってあなたはこれから私のパートナーだもの」

 

ああ…いいですねぇ、この台詞の前の「よし!」もまたいい味だしてます。たぶん自分の中でいろいろ考えたんだと思います。いろんなこと…そこから吹っ切るようにまばゆをパートナーとして受け入れることを決めたマミさん。その心の中がどうだったかはわかりませんが、でもすごく温かい感情が溢れてるのがわかります。ああ、ここでは百合ではなく家族愛の様なそんな感じがしますねえ。

 

そしてドラム缶再び…笑

てかまばゆお花を切ってるのかw

めちゃめちゃ戦闘能力が低いというか、やはりサポート向きなんですよね…しかもこの練習シーン…以前も書きましたが、まばゆへの対応マミさんとほむらですごい対照的だなあと。最初励まして練習を推奨するもダメダメ(かわいそうw)な所を見て優しく「最初は私がサポートするからね?」と声をかけるマミさん。とにかくスパルタ式で鍛え上げていくほむら…好きな相手(何)に対して甘やかす派と厳しさが増す派なんですね、わかります。

 

MTDAY??④

おお、委員長の魔女戦…!と思ったら

 

「無理です無理です帰りますコタツが私を呼んでるんですー!」

 

wwww

まばゆww

いやあ期待通り…てかそれ以上のことをやる子だなあ…ww初見時ここめっちゃ笑いました。今まで委員長の魔女戦でここまで逃げ腰の台詞を言ったキャラがいただろうか…w(メガほむの場合も初戦大変そうでしたが、逃げ腰ではなかったし)

 

そして

まばゆの「詐欺詐欺クーリングオフ!」からのキュウべえの「?」がもう…wwなんだこれw

 

まばゆある意味規格外というか、あの世界とは別の世界を生きている感すごいんですよね、映画好きが影響しているのか、ちょうど我々の世界で言えば浮世離れしているというか。

 

ここでまばゆの力である未来視が初めて発揮されるんですが、最適解が見える…これすごい戦力になりますよね。ほむらの時間停止並みに…ただ結末が変えられないというのがやっぱり痛いなあとさんかくは思います。覆せない未来ってやっぱ…見たくないですねぇ…

 

MTDAY??⑤

マミさんが単独行動でまばゆがのうのうと(言い方)待機しているという冒頭

 

「いやいやまさかまさか騙すなんて滅相もない」

「一緒に行けたらよかったのにナー」

 

…って、この棒読み状態wまばゆ絶対嘘ついているだろw

そう思ってたら

 

「この会話でも嘘がわかるなんてあなた、すごい才能ね」

 

ってマミさんに言われてました笑いやはやここ初見時笑いましたともwいいなあこんな平和なやりとり…

 

またその後「はいはいそういうことにしておくわ」と言った時のマミさんの表情と声が優しいんですよね。確かにまばゆの実力なら遠方からのサポートの方が合理的ではありますが、それだけでなくマミさんがまばゆに対して気を許しているのをこのシーンで感じました。う~ん、まばゆ人たらしの才能があるのか?

 

戦闘後、ケーキを準備してマミさんを迎えるまばゆですが、そうされると嬉しいですよね、特に理解者の少ない魔法少女にとっては…やはりまばゆ人たらし(2回目)そしてマミさん笑顔でまばゆにグリーフシードを渡します。マミさんも相当心を許している感じ…客観的に見た場合は違うかもですが、本人たちからすればウィンウィンなんでしょうねぇ…やばい確かにこうやって時を積み重ねていけば、あの展開になるわ…。このまま行くとマミさんまばゆのことめっちゃ甘やかして囲い込みしそう…

 

そしてここから他の魔法少女とグリーフシードを巡る争いについて少し語られます(不穏…)面白いのはここでのマミさんの台詞

 

「卵を産む前のニワトリを殺してしまうようなものだから」

 

これ本編で杏子とさやかが邂逅した時の台詞にもあったやつですね。マミさんと杏子の間でこういったやりとりが結構あったのかもしれないなあ…どの周回でもそれがあってのあの本編かも(要所要所で本編との繋がりを感じさせる演出があるからほんとscene0面白い…)

 

その後徹底的に姿を隠す方向でいきましょうっていうまばゆ(なんとw)とそれを許容するマミさん…これ絶対まばゆがヒモでしょと思いました笑マミさんヒモタイプのひとに弱い気がしてきたw

 

いやあ…こういう二人の絆が面白可笑しく(言い方)育まれている様を読むのすごく微笑ましいのですが、その度に「そりゃあほむらと険悪なムードになるよなあ」と思ってしまい、なんだか切なくなりますねぇ

 

MTDAY??⑥

「うら若き乙女がこんなひと気のない場所でふたり…お互いに顔を覗き込んですること、それは…!」

「はいはい冗談はいいから」

 

www

www

 

なんだこの慣れ切ったやりとりww

 

いやあ、めちゃめちゃ仲良くなってるじゃないですか、初見時もすごくほっこりしましたが、ここ何回読んでも台詞の面白さで笑えます。そしてここ更に追い打ちをかけるように面白いんですよねw

 

趣ってものがない、最初のうちは戸惑い、恥じらいがあったのに倦怠期…とまるでわがままな旦那(何)なものいいのまばゆに対して「何か新しい刺激でも欲しい?戦場に出てみるとか…」というマミさんの返しが絶妙!楽しくキャッチボールするかのような軽快な会話…ほんと二人仲良くなっているなあ。ああ確かにここまでくだける会話ができるくらいだったら、そりゃああなるよなあ…(泣)読み進める度にどんどんまばゆとマミさんの関係性が濃くなっていく気がする。

 

そしてこの平和な日常が続いていいものかと悩み、ひとりでいいかな、いいよね(おいw)と完結するまばゆを見て

 

「あなたって…ちょっと変わってるわね…」

 

というマミさんwwこれなんかめっちゃ萌えポイント高い台詞だなあと思いませんか?こんな風に相手をどう評価していいかわからず戸惑い気味のマミさんってなんか初めて見たような気がします。そしてここまで言えるのって対象に相当注目&懐に入れているという証拠だなあと…あと、「友達ができない」というまばゆに対して「たくさんいたってうわべだけじゃね ひとりでも信頼できる仲間がいるって大切なことよ」と返す所はまばゆがそうあって欲しいというマミさんの願いが吐露された台詞だとさんかくは思っています。

 

いやあ…やばいこの回まばマミのいちゃいちゃ度(何)が高すぎてニヤニヤ(不審者)してしまう…もう延々とまばマミとまばほむを観続けたい(こら)

 

しかし、そのまま進むわけじゃないのがscene0…新しい魔法少女候補生をマミさん達が勧誘するという展開が待っていた…!うわぁ…魔法少女システムを好意的に捉えているマミさんが良かれと思って勧めているのを見るのが辛い…おのれキュウべえ(怒り)そして未来視で援助するまばゆ…ああ、これは…これはヤバイぞ(泣)

 

MTDAY??⑦

勧誘を受けた子早速魔法少女になったんですね…ちょっと溶けた金を浴びせるっていう技にビビり散らかしましたが(何)いやはやこれからどうなるか…と思ったらもう荒れてきていると(不穏…)まばゆの「願いが叶ったからといって幸せとは限らない…か」という台詞が刺さりますねぇ。

 

しかしまばゆ存在を隠していたのか!どこまで恥ずかしがり屋…(違う)いやぁ…これ存在を隠していたこと明かすのなんだか嫌な予感がするなあと思ったら、ちょっと違う展開でしたがやっぱり不穏でしたね(涙)「お金が欲しい」という願いで魔法少女になった子の話めっちゃしんどかったです。家族のために借金を返して幸せに暮らすためにお金持ちになるのを願って、なのに…金が入ったら入ったで結果は散々…いやぁ、なんだこれ。むしろ一番大事な目的が破綻してしまっている。『猿の手』状態じゃないですか…ひどいよこれ(泣)

 

そして…そして

 

「あなたが私の未来を変えたんですよね?」

「貧乏でも、良かったんです家族が仲良く暮らせていれば」

「なのに、あなたが私をそそのかしたから」

 

新人のマミさんへ投げつける言葉がもう…。ここで誰がどうとか是非は別として、確かに『魔法少女システム』なんて知らなければ、関わらなければこの子はこんな思いはしなかったんですよね。借金があったままその後どうなるかはわかりません、でもこんな風に一瞬天国を見た後にどん底に落とされることはなかったはずです。この一瞬だけ幸せになることがどんだけ落ちた時の痛みに繋がるか…!(震え)しかもひどいことに未来予知ができたと先輩に言い切られては、「ならこうなることもわかったはずなのに…!」と怒りを覚えてしまうのも仕方ないかもしれません(涙)いや、これ辛い…辛いよ、しかも神視点のユーザーさんなら知っている魔法少女の真実…が一番の目的が破綻した上に降りかかるならばもう悲劇としかいいようがないです。個人的にこのくだりほんとに辛いです。これマミさんも真実を知らずに良かれと思って勧めている所がまたきついんですよね。真実を知っていたならば、マミさんは決してこんな風に勧誘はしないはずで。また新人の子も借金を返すために、家族のためにと願いを事細かに話していれば、そして存在を隠さずにまばゆも最初から会って三人で話し合っていたらどうにか…もしかしたら回避できたかも…if、if、とほんといろんな妄想をしてしまいます。でもそうならなかった。マミさんも作中はなんだか大人の様に描かれてますが、まだ中3の少女で、そこまで考えが至るわけでもなく…ほんとに『すれ違い』の悲劇なんですよね。もちろんそれが起きた原因はあいつ(キュウべえ)が持ち込んだ魔法少女システムと説明違反の所為なんですが(怒りが再び…)いやあほんとここまどマギ…だと思いました。このどうにかなれば…でもどうにもならない所がもう…。

 

てかそこからなんとまばゆが新人の子の記憶をカット!マミさんが勧誘したことからって…え、ええこんなことしていいんかいまばゆ?なんかうまく言えませんが、個人的にはそれやっちゃあかんやつ!と思っちゃいました。なんというか、例えばこの子がすごい悲劇に遭遇してしまいトラウマでずっと苦しんでいて、その苦しみの原因をカットするとかなら「いいぞ、やってあげて!」とか応援するんですが、この場合たぶんまばゆはマミさんのためにやったと思うんですよね。まあでも誰かの所為にして怒りと悲しみに暮れたままよりはいいのか…な…?うーん…(汗)まだ自分の中でもしっくりこないので、もうちょっと保留しよう…

 

MTDAY??⑧

あああ、新人の子行方不明になってる…

 

「魔法のおかげで、苦しみの記憶はきれいにカットされていたけれど、それでも家庭の不和が解消されたわけじゃないから(中略)はけ口をなくしてしまったのかもしれない」

 

そうなんだよ…!ここほんとマミさんの台詞通り…!(マミさんにとっては辛いことですが)

 

「マミさんが気に病むことはないと思いますよ」

 

と言うまばゆ、ああやはりマミさんのためというのが大きかったようですねぇ、てかその後の台詞がもう…魔法少女の真実を知らないわけだから仕方ないにせよ…でも新人の子かわいそう…(涙)

 

マミさんもまただいぶ参ってます、もしかしたらまばゆが自分の記憶もカットしているのではないか…と疑うくらいに。もちろんそんなことはないですし、ここまばゆがすごく積極的にマミさんを元気づけようとしているんですよね。まさに「友情」…今まで人を避けていたまばゆが自ら「友達じゃないんですか」って言った時、ああすごく心を開いている!と驚きました。まばゆもまたマミさんに対して好意を抱いているんですよね。いやあこの二人…真実に気づいたらどうなるんだろう…

 

落ち込んでいるマミさんにケーキを差し入れし、元気づけるまばゆ。なんかこのMT編が始まるまではマミさんが一方的にまばゆに依存していた様な気がしたんですが、このあたり見直してみるとまばゆの方も依存…とまではいかないかもしれませんが、だいぶマミさんを特別視しているなあと感じます。

 

そしてここから…!

ここ初見時はあまり感じなかったんですが、マミさんの台詞を深読みしたり妄想するとだいぶ「怖い」と思いました。

 

「なんで私の心はこんなに晴れないのかしら」

 

この台詞は振られてばかりという意だけでなく、実は嫌な予感というものがあったからでは…?とさんかくは深読みしました。なんかありますよね、根拠もないし、表面には現れていないけれどどこかモヤモヤするとか不安になったりとか…それって大抵「何か」根底にあると思うんですよ。特にこの周回のマミさん、魔法少女システムを信じ込んで複数の子を勧誘している。その後の台詞にあるように

 

「何人にも声をかけて何人も契約を後押しして」

「なのに、みんないなくなっちゃうなんて」

 

…うわあああ…それって…それって…マミさん…(泣)

いやこれ怖い。いなくなった理由を知ったマミさんを想像したら怖い。

 

そしてその後の会話


「私がなにか悪いことしたって言うの…?」

「相性ですよ、相性」

 

真実を知ってない故のずれた会話がまたきつい…まさに『知らぬが仏』過ぎる…!(汗)

 

根底に不穏さがずっと流れたまま、しかし表面ではまばゆとマミさんの距離が大接近…!

 

「私のそばにいてくれるのはあなただけだわ、まばゆさん…!」

 

ふおお…熱い展開に…と思ったら

 

酔っぱらってる…www

 

wwwなんだこれ、てか酔っぱらったマミさん可愛いwww

 

で、ここでまばゆが本を貸すのですが、これがあの本か…

 

 

MTDAY1

「で、渡されたのが『爆弾マニュアル』って…これで気分が晴れるってやっぱり変」

 

やっぱり爆弾の本でしたwww

 

そしてこの回から答え合わせが始まります、視点がまばゆからマミさんへ転換してすごい新鮮…当初「ん?マミさんまばゆと友達…?」と不思議に思っていたこのシーンにもまさかあんな壮大な物語が隠されていたなんて…いやあ面白いけど読み進めるのちと怖い。つい昨日まで距離を縮めていた相棒に無視されてすっかり他人の様に扱われたらそりゃあ…マミさん側の葛藤もがすごいこともわかります(辛いなあ)

 

ちょっと謎解きのような感覚でだんだんと違う意味で面白くなってきたMT編、どれだけ引き出しがあるんだ、すごいよscene0…(n回目)

 

 

MTDAY2

レコンパンスに訪れた時のマミさん…理由がわかればここもどうして彼女がこんな表情を浮かべたかよくわかります。いやあ、まばゆ自分の記憶をどんな経緯で消したんだろう?これはちょっと寂しすぎる…知らぬが仏が横行し過ぎてるよ…

 

でもここでキュウべえもまたまばゆの記憶を失っているんですよね、そこに気づいたマミさん、切り替え&演技すごい!ああ、こういう心理状態だったのか…ほんと真相解明編的な話…ワクワク

 

マミさんにとっては、自分にことわりもなく記憶を消してしまったことが寂しかったんですよね…とここで

 

「未来視のせいよ」

 

おお、久しぶりのクーほむ…!なんだか声が聞けただけでも嬉しくなりますねえ(ほむらスキー)

 

対峙するマミほむ…てかここの雰囲気、あれですね本編1,2話の雰囲気にそっくり!殺伐…とは違うんですが、どこかギスギス、ピリピリしたような雰囲気で。

 

「優秀なあなたなら薄々気づいていたんでしょう?」

「彼女は、あなたと共にいた記憶を消すことが最善と考えたのよ」

 

ほむらのこの台詞、論理的ですがどこか棘があると感じるのは気のせいなのか…『優秀なあなたなら』ってところが特にね…なんかね…

 

対するマミさんも

 

「そもそも、あなたは誰?」

「あなたとまばゆさんの関係を聞かせてちょうだい?」

 

こちらも冷静なんですが、やはりまばゆとほむらの関係が気になるのが前面に出ているんですよね。

 

そしてその後も…

 

「私の正体を明かすことは まばゆの秘密に近づくことだから」

「どうやら議論は平行線ね」

 

変身そして戦う二人…!このあたり叛逆のほむマミ戦を彷彿とさせますねぇ…

 

てかっ

「まばゆさんは私のパートナー(中略)愛生まばゆがいない私なんてありえない…」

「あなたを殺さないのはまばゆが自ら消した、過去の彼女に対する、敬意よ」

 

どちらも重い…!まばゆに対する想いが重いよ二人共…!

いやあほんとこれ…三角関係百合だわ(再認識)

 

 

MTDAY9

個人的にここマミさんかわいそう&面白い回でしたw

ついレコンパンスに来てしまうマミさん…遠くから眺めるだけならって…(泣)それでも優しく見守っている所や「あの珈琲は飲めないのかな」と思っている所ほんといじらしいんですよね。ここ切なくなりながら読んでいましたが…

 

「え、え、え…な、な…なんで、佐倉さんが店員さんしてるのッ!?」

 

ここww

もうマミさんの声でダメでしたwww

そりゃ確かに杏子がメイド服で店員さんしていたら驚きますなぁ…wwてかマミさんの驚き方がほんと素というか面白いww(好きw)

 

その後の杏子とのやり取りでもマミさんの声色が新鮮で面白かったです。ああこういう言い方するんだあとか、杏子に対しては馴れ馴れしい(言い方)なあとか。前回のほむらに対するギスギスした言い方もそうですが、それも含めscene0では見滝原メンバーの新鮮な一面(態度や声色等)を見る機会が多いので嬉しいです。

 

そして杏子…一匹狼カッコイイ。どの周回でも自分は自分と貫いている所は個人的には好感が持てますねぇ。

 

 

MTDAY16

「あの、まばゆさんが私のとの記憶を消すなんて…そんなの、、信じたく、ない」

 

このマミさんの台詞刺さります…(泣)

 

まばゆがどうして自分から記憶を削除したのか…これが初見時ほんとに謎でした。個人的には積極的な理由であって欲しいと思っていたんですよね。魔法少女の真実を知って、そして罪の意識に耐えかねて…とはそう言った理由は嫌だなあと。マミさんという相棒がいながら。(film12全部読み終えた後でもまだほんとは別の理由があるんじゃないかと思っています)

 

そしてここでとうとう魔法少女の真実をマミさんが知ります。初見時はただただ「ああ…どうなるのか」と心配でしたが、読み返してもやはりこのくだりは不穏さがじわじわと伝わってきてしんどいですねえ…マミさん驚きすぎて感情が追い付いてない感じがまた…。

 

 

MTDAY17

「私は今まで…何人もの魔法少女に契約を促した」

 

うわああ…これ辛い、知らなかったとはいえ、良かれと思って多くの子を勧誘して、そして魔女になる運命を背負わせてしまったのだから。こういう後からじわじわくる罪悪感ほんと怖い。でもあまりにも辛すぎてここでマミさんはほむらが嘘をついている、まばゆも騙されているという結論に至るんですよね。うん…でもそうなるよなあ…ここ、マミさんが勧誘していなかったならまた違ったと思うんですが、背負ったものがマミさん自身も大きすぎて耐えられないんだと思います。

 

いやあこれ…まばゆほんとどうして自分の記憶を消したんだろう…こんな風にマミさんが苦しむことわかっていたはずなのに…

 

そしてここからあの三角関係百合のシーンへ…

 

あの時は全く事情を知らなかったものだからただただ驚いていただけだけど、事情を知った後マミさんの台詞ひとつひとつ刺さりますねぇ…「『マミさん』って、呼んで…」の台詞にはこんなにも強くていろんな想いが込められていたのか…

 

それからDAY17と同じ展開が続いて、とうとうまばゆがマミさんの目を覗きこみ全てを見てしまいますが、ここでまばゆがマミさんが絶望に囚われた理由も知るんですよね。ここが本編でのマミさん錯乱のシーンの補完になっている様でさんかくすごく嬉しかったです。

 

「自分(マミさん)の運命を悲観したからじゃない、自分が契約を後押しした魔法少女がいたから 彼女達の運命を変えた責任を感じたから、私に魔法少女の運命を背負わせてしまったから」

 

そう…!本編10話でマミさんは錯乱しながら仲間を撃ちます。でもこの話を読んだ後もう一度そこを観てみると、錯乱しながら泣いているマミさん…あれって、自分が勧誘した魔法少女のことを思い、責任を感じて苦しくて泣いているんじゃないかって、そう思えてくるんです!時系列的には後付けになるscene0ですが、後付けというより補完がなされたという気持ちになってくる…。ほんと凄いよscene0…

 

そして凄いのはこれだけでなく…

 

「私も…巴さんと一緒に罪を犯したんだ」

「大切な友だちを見捨てて…!」

 

まばゆもまた自分の犯した罪を自覚します。同時にまた、自分だけ記憶を消して過去から逃げた…大切な友だちを見捨てたことも…。う~ん、ここほんとどうなんだろう、逃げたんじゃなくて別の理由が欲しいんですが、この後クーほむとの会話でほぼ確定的な理由が出てくるんですよね。空白の1周目で魔法少女の真実をまばゆとマミは知ってしまう…と。周回や世界線を未だよくわかっていない(何)さんかくですが、とりあえずほむらが時間遡行した場合マミさんは魔女の真実を忘れるが、まばゆは記憶を保有したままなので、その苦痛に耐えられず自ら記憶を消したとされてます。いやぁ…そうなのか、もっと何か捻りでもあるのかなあ…

 

まあこのあたりのことはまた次回しっかり判明するので、ここまでにしておいて。ここ個人的にめっちゃ萌えポイントなのがめっちゃまばほむまばほむしてるところでした…!

 

もうね、ほむらがまばゆに最初から最後までめちゃくちゃ優しい!

 

ソウルジェムが、穢れているわ これを使いなさい」という時の声色をはじめとしてずうっと投げかける言葉も声も優しくて、もうほむらいい加減いい所で折り合いつけてまばゆと暮らしたら?(なんと)と言いたくなるくらいで…なんかもうそれくらいほむらの使命よりも二人(まばほむ)の関係に焦点がいっている感じ(個人的に好き)しかもまばゆを励ますほむらがすごい漢らしいんですよね。

 

ソウルジェムが濁るなら、私がグリーフシードを集めるわ」

「あなたを魔女になんてさせない 絶対に」

 

いやカッコイイよほむら…!てかもうめっちゃまばゆしか見ていないよね??(困惑)

その後の未来視した後のまばゆとほむらのカットと相まって、もうほんと濃いまばほむを堪能できました…読み始めの頃はまばほむなんて想像もつかなかったのですが、今ではめちゃめちゃ好きになっている自分にも驚き…

 

しかし…これ…この未来視、絶対まばゆ嘘でしょ(泣)あまりにも空元気過ぎる…て思ってたらやはり…!ああこれ辛いなぁ、魔女化したまばゆを倒すほむらもそうだけど、その記憶を保持したままのまばゆもまた…ただ2回目すぐさま魔女化したまばゆを倒した後、もう時間が戻らなかった所。ここ、ほむらは絶望して魔女化したと思うんですよ。心の支えであるまばゆを取り戻せなかった悲しみで…それくらいほむらにとってまばゆは誰よりも大切な存在だと(まばほむ…)

 

ああ~これどうなるんだ、と思ってたら

 

「そんなこと、ないです」

 

まどか…!

いや、すっかり失念していた!ここちょっとびっくりしました。

そしてまどかの震えながらも意志の強い声が新鮮…

 

ええ、これどうなるの…??

 

 

 

…いや~…読み直してもほんと情報量多いし、しかもぐっとくるシーン多くてヤバイですねぇ…三角関係百合になったと思ったら、また怒涛の展開…続き凄い楽しみですが同時にすごい怖いです笑

 

 

ではでは今回もまた長くなりましたが、この辺で!

お読み頂きありがとうございました!

 

                        

                                 さんかく