どうもさんかくです。
いやはや…ようやっとfilm12の感想を書けまする…いやもうね、全部読んだ上で1月13日のブログ(film8の感想)で
【私的にこれは壮大な百合三角関係ものでした…なんてこった!】
と書いてあるのですが、もうほんとこの一言に集約されるんですよね!(私の中では)
そして今改めてまたfilm12を読み返して、あの時の興奮が戻ってきています…(ガクブル)この絶妙な伏線回収…そして展開…まさに神がかっていると思います!いや、もう何度でも言わせていただきますが、今回のこのお話は壮大な百合三角関係ものです!
いやー…(ため息)ではではちと冷静になった所で(何)感想参ります。いつもの通りDAYごとから…
DAY1
まばゆ浮かない顔ですよね。鹿目まどかに代わる存在になるというキュウべえの言葉だいぶ効いているようです。でもまばゆはほんといい子だなあと思いました。彼女には一切打算というものを感じないんですよね。モノローグのまどかの代わりになろうだなんて思っていないもきっと本心で、ただただほむらの役に立ちたいんだろうなあと。ただこのシーン一度film12を全て読んだ後に再び見返すと、実際は無意識下では相当ほむらのことを思っているのかも…と感じました。う~ん…この絶妙さ…
そしてここでマミさんと遭遇!ここの昨日借りた本はほむらに貸した本なんですよね。当初なんでこんなにマミさんが馴れ馴れしい(言い方)のか不思議だったのですが、ああ…読み返すとほんとこのあたりからマミさんかわいそうになってきますねぇ。ここでマミさんを仲間に引き込もうとするまばゆナイスアイディア!と思ったのですが…
…が!ほむらに猛反対されてしまいます。初見時、え、そこまでなんで?と思いましたよ。またほむらの言い訳(言い方)も上手い。
「巴マミはベテランよ だから、街で起こった異変に対し積極的な行動を取るはず」
故にほむらたちの行動にも変化を与え未来が大きく変わるおそれがある…と。なるほど。しかしここでまばゆがマミさんをちょっと持ち上げると…
「やめなさい」
「私は、巴マミを仲間には引き入れない」
「これ以上の議論は不要よ」
言い切り!なんかものすごくほむら言い切ってませんか?あれぇ?…そう初見時ほんとなんで?とめっちゃ疑問でした。目的のためなら感情的には決してならないはずのほむらが頑なにマミさんを仲間に入れないこの態度…なんか喧嘩でもしたの?と思ってたら、ああもう…ほんとここねえ、まばゆの記憶を思い出させないためなんですが、そのもっと根っこの気持ちは…本音はまばゆを取られたくないためなんじゃないかと!故のあの強い口調じゃないかとさんかくは思っています。本編を観ている限りはどんなに大事な大切なことも感情に出さずに淡々と語る彼女ですから…本来まばゆに対して思うところがなかったら(例えば初期の頃のように)このあたりも淡々と語ると思うんですよ、でも声がね怒りや焦りを含んでいて…いやぁもうここ中の人の演技もさることながらシナリオが上手い…今回のDAY1は何回読み直しても最高です…(まばほむスキー)
DAY5
マミさんを仲間に引き入れることがダメなら…やっぱり杏子ですよねwここの強制スカウト(何)作戦上手いなあ…(手の内を明かすことで戦う意欲を失わせるには十分な能力だしなあ二人とも)そしてここのほむホームでのカット(まばほむ杏子)すごい好き。三人共絶妙な距離感で立っているんですよね。scene0のカット全部いいなあ…
そして杏子がほんと杏子らしくて良い…物事の本質をきちんと見据えた上で自分らしく自分なりの考えが出来る所がカッコイイと思います。もしscene0での記憶が失われたとしても、どの時間軸でも一貫して自分らしい杏子のことをほむらはどこかで覚えていたのかも…本編、叛逆においても最も信頼していましたからねぇ
DAY6
杏子の火力がすごいというのがよくわかる回。今までまばほむが未来視する前までは結構苦労していた魔女を一撃で倒すあたり、ほんと強い(ここでまばゆとほむらの能力を「インチキ」と言い切る杏子がなんか面白可愛いw)
そしてワルプルギスに対して火力が足りない(もっと火力が必要)と指摘する杏子。ほんとそう…そしてここに来て杏子がものすごく頼もしく感じます。圧倒的な戦力にもなるし、こう…メンタルの安定性が高いので傍にいる仲間がすごく安心できるというのも大きい。しかしここでほむら「仲間は増やさない」と言うんですよね。不確定要素を増やせば意思疎通も乱れると…ああ…彼女にとっては仲間も不確定要素になるんですかねえ(泣)これは今までの境遇とそして性質が大きく関係していると私は思いました。このあたりまばゆのことも大いに関連していると思いますが、ほむら本人にかかるところも大きいと思います。時空も世界も違いますので比較すること自体あれですが、マギレコヒストリアでのアマリュリス…彼女は一度の遡行で目的を成し遂げています。アマリュリスがほむらになったとして、上手くいくかはわかりませんが、それでも時間遡行者の性質や能力が目的成功にすごく影響を与えるものだというのを今回改めて感じました。
仲間を増やす作戦がダメならと杏子が提案した物理の力を強力にする作戦。そうか、これがほむらの火力を更に強くするきっかけだったんですねぇ…
DAY7
ほむらの頼みってこれ?…www
いやまあでもメイド姿の杏子めっちゃ可愛い。そして咲笑さん店に来る魔法少女全員手なずけているのがまた…w
しかしここでほんわか回かと思わせて、杏子がぶっこんできました…!(いいぞ)
「ほんとはこの世界も見捨てるつもりなんだろ?」
「あたしだったらそうするね ほむらが折れない限り何度だってやり直せるんだろ?」
「だったらむしろ楽しめるだけ楽しんだ方がお得じゃないか」
あああ…なんと絶妙な所を…!いや、これねまばゆもそんなこと望んでないのですが、ないのですが…実は…無意識下では望んでいたことかもしれません。
「もう慣れちまってんだろ?」
「本気でこういう毎日が終わって欲しいと思ってんのか?」
わああ…すげぇ…本人も気づいていない願望を見抜いている…(汗)この答えはまばゆ本人しか知らないでしょうが、そう思ったことは確実にあると思うんですよね。ほむらとこうやって過ごす日が続けばいいと…杏子すげぇ…物事の本質を直感的に見抜く所や、人や物語を動かす力を持っているキャラですね。ふとさやかのことを思い浮かべたんですが、さやかの場合は本質を見抜くというよりもその人の嘘を見抜く勘の良さなんですよね。そして懐に入れた相手(仲間、友人)に対しては理屈よりも感情で動いて激甘。対人に関しては杏子とは対照的…だからこそあんなに仲が良いのかなあと思いました。
DAY15
まばゆ、杏子の台詞がだいぶ効いてますねぇ…
モノローグで否定はしているけど、やはり憧れの人(ほむら)と一緒に過ごせる日々というのはなかなか自分から捨てきれないものだと私は思うので…
ところでここ魔女との戦いが終わった後、ほむらはまばゆに対してだけ「お疲れ様」と声をかけているんですよねwこのあたりほむららしいというか、考えすぎでしょうが、彼女の場合まどかだけに限らず、性質的に懐にいれる他者(心を開く相手)は一人限定なのかなあと思いました。たまたま本編ではまどかに助られたからまどか一辺倒なだけで。これがもしマミさんだったら、彼女はマミさんの為に何度も時間を繰り返したのかもしれません…(さんかく個人的超妄想)いやぁでもそこまで考えさせるscene0ほんと凄い…。今までのほむら像に確実に新たな一面を与えていると思います。
ちな、私このfilmに入ってからすごい杏子が好きになってるんですよね。元々本編でも単体で好きになったのは実は杏子なんです。なんというかこう自由奔放でカッコイイし、とにかく懐が深い所が好きなんですよね。さやかに対しておせっかい焼きになったように今回はまばゆに対してちとそういう面が見えてこれがまた好きです。
にしてもまばゆ相当焦ってるなあ…痛い所つかれたというのもあるし、優しさもあるんでしょうね、このままだとずっとループから抜け出せないかもという不安を感じているのかもしれません。そんなまばゆを心配するほむらなんですが、
そう…
ここ…ここから!
初見時も今何度か読んでもドキドキするほむらの本心吐露シーンが始まります。今思えばここが激重百合(さんかくフィルター)の物語の始まりだったのかも…
「そんな時、あなたは私のそばにいてくれた」
「もう、ずいぶん長い時間一緒にいるのだもの もういい加減、名前で呼んでくれても構わないのだけれど」
ふおおお…?!これは??
いや初見時数秒間を置いて非常に驚きました。いやいやいやほむらさんどうしちゃったの?めっちゃデレてる…しかもめっちゃ可愛い…!(驚愕)
え?
いや、まて聞き違い?
いや違う、ほんとだ!(再び驚愕)
いやー…すごい、こんなほむらが見れるとは。可愛いという名の破壊力が凄すぎる。
しかしそこでのまばゆがまた…w「ほ、ほ…」可愛かったのですが、結局言えなかった(泣)ほんとにほんとまばゆいい子過ぎるんですよね…(泣)だめだめそれはだめです、私は鹿目さんになりたいわけじゃないって…いやならなくてもいいよ!ならなくても君はほむらの支えになってるんだよ…(叫び)こんないい子なかなかいない。もうほんと、ほむらはまばゆと二人で幸せになって…(何)
DAY16
「ありがとうございっしたー!」の杏子がめちゃ可愛…wてかこのfilmになってから杏子の魅力がさく裂している気がするのはさんかくだけですかねぇ、めっちゃいい味出してますよね、その後の「なにピーマンの腐ったのみたいな―」といい…笑しかもユーモアだけでなく、人を思いやるところもあって…まばゆを気遣う所がね、すごくいいなあと。ちょうど本編で落ち込みに落ち込み果ては魔女になったさやかを気遣う彼女の様です。さやかの最後の最後を看取ったのも彼女ですし…(泣)一見とっつきにくそうなんですが、すごく面倒見がいいんですよね。そしてそんな杏子だからこそまばゆも悩みを吐き出したのかなあと思いました。
その後のまばゆの悩みすら杏子は簡単に吹き飛ばすんですよね、すごくカッコイイ、「自分は自分」を貫いているからこそ、揺らがない。まばゆがどんなに未来を知ったとしても彼女にとっては「だからなんだよ」「ループなんて関係ない」なんですよね。うわああ何度も言うけどほんとカッコイイ…本編初見時、もし見滝原メンバーの誰かと友達になれるとしたら…と謎の妄想をしたことがあったんですが、杏子だったんですよね。実際いたらほんとありがたい存在だなあと思って。(※今は断トツでほむらとさやかです、そして組み合わせも)だから、ちょっと悠木碧さんの気持ちわかるかもしれません笑(なんと)
…ハッ、ちょっと横道にそれましたが、ここで杏子の話でまばゆは問題なのは自分だと気づきます。そうなんですよね、ほむらが問題じゃない、自分がどうしたいか…簡単なようでいて、悩みの渦中にいると全然気づけない部分でもあります(個人的にそう思う)少しふっきれたようで良かったよまばゆ…と初見時すごいホッとしていました。実はここから先こそが最大の困難である修羅場(言い方…)が待ち構えているというのに…
ちな、ここで杏子がさやかのことを気遣う所もまた面白いと思いました。実は本編最終回まで観た後、最初に書いたまどマギのSSって杏さやなんですよね(こう少しだけ気持ちが寄り添う感じの友情ものでした)二人もまた縁があるというか、さやかとまどかの幼馴染、根が深い強い絆を持つ愛情とはまた別種の、友愛を感じます。どちらかと言えば男の子が無二の親友を見つけるかのような…(マギレコで言えば南津涼子と三浦旭の様な感じ)ただそれがはじまる前あるいははじまった直後に終わる世界線がほとんどで泣けるのですが。まあそれくらい二人の関係性も好きで、少しの出会いで仲良くなれるほどの相性の良さがあるんだと思ってます(杏さや)
DAY17
まばゆのモノローグがほんと泣けてくる…
自分が近づいたらほむらのまどかに対する想いが変わる?ってそんなことを気遣えるのがねえ、ほんといい子…そこはあまり考えずにもう二人で仲良くなって…(←まばほむスキーさんかく)しかしここでほむらがまどかに対する想いが私ごときで変わるわけがない。問題は自分と内省するまばゆほんとすごい…そう思ってたらなんとマミさん…?!すごく寂しそうな表情、ここ初見時めっちゃ緊張しました。
「まばゆさん」
え?その言い方…
まばゆと同様さんかくも驚きましたとも。
そして…
そして…
「もう耐えられないわ」
「私のところに、来て」
え?
えええ?なにこれ?
…え?
「『マミさん』って呼んで…前もそうしていたみたいに」
えええええ!(驚愕)
いやあもうなにこれ?え、自分もしかして百合作品読んでたっけ?(動揺)しかしまあここからの追い打ちがまた…このタイミングでほむらが出てくるんですよね。
「巴マミ まばゆには近づかないって約束したはずよ」
この台詞とこの絵面…!どう見ても三角関係百合!
そしてマミさんの「マミさんって呼んで」という台詞とDAY15のほむらの「そろそろ名前で呼んでくれても構わないのだけれど」という台詞がもう脳内でぐるぐると…いやもうこれそうだよ、まばゆを取り巻く三角関係だよ…
いやぁ…今観ても凄い、その後の時間停止阻止もまた叛逆を彷彿とさせる展開で何度観てもゾクゾクします。そしてほむマミの戦いの険悪さ…!どう考えてもまばゆを取り合っているようにしか見えません。しぇ~…これ怖いわ。これを観ると、本編のほむマミの険悪さ、無意識下でまばゆのことがあるのかなあと考えてしまいます。
…わぁ、こんな展開になるのか…そうか…
ほんとここすごい展開。全く予想もしていなかったです。その後ほむホームでのやり取りでもまばゆに対してすごく甘いほむらが印象的。たぶん好意を持った(心を開いた)相手に対してはすごく世話焼きになるんでしょうねぇ。それにしても杏子正論…彼女がいざという時にマミさんの方に傾くのもすごく良かった…いやほむらがどうというわけではなく、やはり師弟関係(それ以上に実は友情も)があったマミさんに対して杏子は義理堅いんですよね。それが見れたのが嬉しかったです。ここの杏子のUP可愛かった。
そしてここでとうとうまばゆは自分から動き出します。
マミさんと再び出会うまばゆ。ここでの会話印象的なのはマミさんがすごく子供のようになっていること。まばゆに対してはすごく心を開いているんだなあと…だけどここで記憶を奪うのはちょっと…と思っていたら…
「あなたは視てはいけないものを視てしまう」
え?
あれ…マミさんとまばゆ…??ええええ?
初見時ほんと叫んでました、なんだこれは…ヤバイ(誉め言葉)
いやもうほんとすごいよscene0…!
今読み返してもほんと圧倒されてしまいます…いやはや…
あまりにも濃い百合三角関係に体力をもってかれました(何)ので怒涛のMTシリーズについての感想は次回にいたします、ではではお読み頂きありがとうございました!
次回もまた叫んでいるかもしれません、いやあすごい…(n回目)
さんかく