さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【scene0】film7感想(ネタバレ有り)

どうもさんかくです。

個人的に今月いろいろと案件が多くて右往左往しております。時折凹むことも…でもこういう時こそ自分の好きなキャラや作品が支えてくれるんですよね。ほんとまどマギレコに出会っていて良かったとしみじみ思います。叛逆の物語が公開されていた頃も仕事をはじめだいぶいろんなことで忙しかったのですが、どうやって時間作ったの?と言うくらいほむさやSS書いてましたし(なんと)「好き」という力はほんとすごいなあと思います。

 

さてさて表題どおりscene0 film7の感想ですが、さやか編として位置づけられているfilm5~7、さんかくが一番お気に入りなのが6なんですよね。ほむさやスキー視点でも二人が特にいがみ合ったり対立することなく最終的には協力しているし、皆団結していたから…(結末は辛かったですが)だから7は一体どうなるのかとハラハラしてましたが、やはり…うまくいかないものですねぇ、なんというか繰り返せば繰り返すほどぼろが出るというか、ひとつ懸念事項を解決したらまたひとつ新たな問題が出てくる。時間を巻き戻すことができたとして、うまくやり直すことは難しいという人生の教訓の様な気がしました。ではDAYごとの感想も含めて書いていきます。

 

DAY1

さやかの契約を思いとどまらせることを決意したまばゆ。おそらく何度かさやかと交流を重ねていくうちに友情が芽生えているのだと思います(報われて欲しい…泣)すごくいい考えと私は思いましたが、ここで面白いのがほむらの質問とまばゆの回答。さやかが契約しないことで恭介の腕は治らない、一人の人間の人生を変えることになる。その覚悟はあるのか?というもの。ここ本編初見時に思っていたことをまばゆが言ってくれて助かりました。いや、本来魔法がなければ叶うことのなかった奇跡なんですよね、さやかがそれを願っているのならば…と躊躇はしますが、でもまさにまばゆの言う通り「希望を望む心がより大きな悲劇を招くなら、上条恭介は自分の運命を受け入れるべき」だと思っています。そもそも叶うことのない奇跡であって、恭介自身もさやかが魔法少女になって魂と引き換えに自分の腕を治そうとしているとしれば、止めると思います。実はさやかの行為自体が恭介の人生への大きな干渉なんですよね。恭介はそうやって幼馴染が命を懸けて奇跡を願って腕を治してもらったまま何も知らずにのほほんとバイオリンを続けることが本当に…幸せなのか?と私は疑問に思ってしまいます。まあこれは私が当事者でないことと、年食って純粋じゃなくなったためだとは思いますが、それでも…うまく説明できないのですが、こういった契約の仕方はどちらのためにもならないと思っています。本編時にもやもやしていた部分を年月を経てまばゆが言ってくれたのは本当に嬉しい。そしてもうひとつのほむらの質問に対しての「友達として説得します」にも…(感涙)こういう風にさやかを思ってくれる友達(まどかはもちろんですが)がいてくれたことが非常に嬉しいです。まばゆをどんどん好きになっていきますねぇ。だからこそscene0のラストが非常に怖くなってきましたが…

 

DAY11

レコンパンスのアルバイトシーン、ここのくだり何度見てもほっこりしますね。どうしてアルバイトに誘ったかという答え、まばゆの真心が詰まっている感じがしてほっこりしました。そしてまばゆコミュニケーション取るのが更にうまくなっている…film5.6と比較するとすごく積極的なのもいい。だいぶ好感度稼いでるなあ…

 

DAY14

レコンパンスで落ち込むさやか…その理由を知ったまばゆの対応が神ですね。やっぱりコミュニケーションを取る取らないではだいぶ関係性は変わりますねえ。アマデウスの話からさやかの悩みにスムーズに発展していくところがいい。また腹を割ってまばゆは母親の話をしている所が好感が持てます。ほむらもかつてはそうだったのかもしれませんが、まばゆは損得やほむらの計画とはまた別に本当にさやかのためを思って行動してくれているんだと思います。さやかが悩みを打ち明けるというのがまた新鮮…。

 

そして…!ここですごいのが上条恭介の腕を治したいと願うさやかに対してのまばゆの説得。「(絶望して…周囲に当たり散らすなら)彼に必要なのは元通りに動く指じゃない、バイオリンを触らなくても生きいける勇気」

 

ふおお…そーだよ!(叫び)実際魔法が無かったらやるべきことは、手術をして治す可能性がある病院を探すか(ここではあきらめろと言われているのであがき的に)それ以外の道を探す。それしかないんですよね。苦しければ下を見ろではないですが、細かな動きはできなくとも腕は動く、病気ではない。まばゆの意見というのは思春期に閉じ込められた者ではなく、こうもっと全体を見通せる者の視点なんですよね。やはり映画好きというのが影響しているのかなあ。すごくすっきりしました。(まあまどマギ自体思春期の拗れのようなものが物語の主題となっているので、だからこそ本編ではこういう意見は出なかったんでしょうが)

にしてもここでまたさやかの勘の良さが…まばゆに全部見透かされているようだと言ってますが、うーん、さやかにとって勘の良さは弊害でしかないんじゃないかなあと思っちゃいますねえ。むしろもうちょっと鈍感な方が幸せだったんじゃないかと…。本編でも何度も繰り返しているほむらに見透かされていると感じて、反感を抱いていましたが、さやかスキーではありますが、ほんと思春期の拗れを一番体現している少女だと思います(泣)このお礼は精神的にと言ってますが、お礼ではなく後に精神的にまばゆが参ってしまうことになるのがまたつらい…

 

DAY15

恭介不在のさやかの見舞いシーン…繰り返しがキツイ…(泣)

レコンパンスで改めて恭介の話題になるように話しかけるまばゆうまい…そしてここで仁美のことを言う!いやぁ…ここいいのかどうなのか…

 

DAY16

事前に仁美が恭介のことを想っていることを知っていることで、ここで「奇跡も魔法もあるんだよ」が言えなくなるんだ…!ああ、ここすごいなあさやかの心情めっちゃ掘り下げている…やはり見返りが欲しいという想いはあったんですよね、というか、それないとおかしい。例外があるとはいえほとんどの人が多少なりともそう思うはずですから。さやかが苦しんだのは自分の「正義感」からなんですよね、見返りが欲しいと思うことも悪いこと、純粋に正義の味方になりたいという想いが強すぎた…まばゆよくさやかのこと見てるなあ。ただここでさやかもまた仁美だったら恭介のことを幸せに…と思ったのがまた…(なんていい子…!けどそれじゃあだめなんだ…!)けどここでまばゆが魔法少女ということを明かしていなかったことが悪手に…。うわあ「嘘だったんだ」と言った後のさやかがきっつい。まあそれはそうですが…

 

そしてここで「友達なんかじゃない」のカットイン…辛い、辛すぎる

 

まばゆせっかく友達って言いかけてたのにさあ…二人とも好きなのでほんと辛い。どうしてもさやかの契約って止められないのかな…

 

DAY32

ここはただただまばほむ尊い…!でしたねぇ、まさかこういう場面が見れるとは…。

そしてまばゆの夢のシーン、よっぽどさやかの台詞がこたえたんでしょうねえ、いや答えないというのが無理か…ちな、ここでまばゆの部屋にほむらがいるのが新鮮ですが、私たちが見ていない日にまばゆの部屋を何度か訪れているのかもしれません。(そういうシーンをスピンオフで見たいなあ)またこの世界線でもまどかはさやかのために契約したことがここで語られます。ほんと今回のさやか編まどさやを貫いているなあ…

 

友だちになれるなんて調子に乗った罰、カンニングして美樹さんの心をいいように操って…とまばゆは後悔しながらそう言いますが、ほんといい子だなあと思います。ただ傷ついてるだけでなく、内省している所がもう…。まあ確かに相手は一回きりの人生を歩んでいて、こちらは何度もやり直しているわけですからどこかひけめがあるのかもしれません。しかし落ち込みまくりのまばゆにまさかビンタをくらわせるとは…ほむらおそるべし。てか、ここまでまばゆに入れ込んでいた(言い方)んだなあと驚きました。そしてさやかに謝るなら最後のチャンスと言うほむらにどうせ別れる世界と言うまばゆ。ここちょっと立場が逆になっている感じですが、ほむらはきっとまばゆのためにそう言ったんだと思っています。また自分に言い聞かせるためにも…「私の行為は意味もない、自己満足」とほむらは言うけれど、でも大事なことですよね。けじめというかほむらの言う通り整理をつけるため、もう一度やり直していいって思うための。ここでほむらが相当気に病んでいるのがわかってうるうるきました。ほむら…。そしてまばゆがいて良かったとしみじみ思いました。ほむらがそう考えるようになったのはまばゆのおかげですから…。「私をひとりにするなんて許さないわよまばゆ!」この言葉の重みよ…!変な話、ほむらにとって必要なのはまどかではなくまばゆだと私は思っています。傍にいて理解してくれる存在、繰り返される世界で正気を保つための存在。それがまばゆで。もういい所で妥協して二人で幸せに暮らして…(おい)まあ私も、もう10年大人ほむさやSSを書いてますが、24歳のさやかが今のまばゆの立ち位置になっているんですよね、14歳の頃と違って思慮深くなって許容する心を持っているさやか…こちらはこちらで書いていきたいと思いますが、このscene0ではほんとまばほむが自分の中では熱いです…こんなに新しいキャラを好きになるとは思わなかった!

さて、ほむらの説得で再びやる気を取り戻したまばゆ、ワルプルとの戦いに臨むまどさやの前に現れますが、さやかめっちゃ塩対応…(泣)いや、さやかの気持ちもわかりますが、まばゆが可哀そうでねぇ…必死の心からのまばゆの声で妥協してくれましたが、ほんとさやか…さんかくさやかスキーだからこそあえて言わせていただきますが、もうちょっと柔軟性を持とうよ!というか持って!(叫び)いやあ…scene0面白いのですがさやかの諸刃の剣な部分(長所であり短所)が全面に出されていて辛いですねえ。そしてワルプルの戦いに臨むまどさや&まばゆ…ここすごく熱いまばさやでした。まばゆありがとう…。結末はまた悲しいものですが、再び繰り返しを始めるまばゆは次はどんな決意をするのでしょうか、film8も楽しみです。

 

…いや~film5~7ほんと面白かった。

さやかを掘り下げるとここまでしんどくてしかし面白くなるんですね…(これ考えたら杏子ももうちょっと掘り下げる話が欲しいなあ…。)今回はまどさや、まばほむ、まばさやといろんな熱い組み合わせを見れたのでしんどかったけど満足です!

 

ではでは今回はこの辺で、次回は0さやかMSS感想を書きたいと思います!(これもまた展開が絶妙…)お読み頂きありがとうございました!

 

                              さんかく