さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【マギレコ】美樹さやかscene0 ver. MSS感想(ネタバレ有り)

どうもさんかくです。

あっという間に12月28日…!(驚愕)やはり師走というだけあって早いですねぇ。さんかくは前回と同じく色々パタパタしてましたが、クリスマスはしっかり家でまったりしておりました(至福)何か盛大にやったわけではないのですが、さんかく家でツリーを飾ってケーキを食べて…という感じで、それがほんとありがたいことに感じました。新しい学校のリーダーズ(最近三次元で珍しくハマったグループです)ではないのですが、この平和な幸せは「あたりまえじゃないんだよ」と肝に銘じてこれからも暮らしていきたいです。

さて、今回はようやっとまとめることができた0さやかMSSの感想です。もうね、このお話読み終えた瞬間、これある意味さやかの恭介に対する想いの完成系だと思いました。そしてこのお話film5の時間軸なんですよね。ほむらとまばゆと完全に対立(さやかが…泣)してしまい、ワルプル戦に臨むのはまどさやのみというパターンの…そこからまさかああいう発展をしていくとは…!上手いなあと唸りました。新しい可能性を垣間見た気がします。ではではストーリーに沿って感想書いてまいります。

 

第一話 最初のファン

ここで小学校入学式の写真が再び見れるとは…!(歓喜)さんかくこの写真好きなんですよね、恭介と並んで立っているさやかがカッコ良くて…スカートつけてますが恭介と双璧なほどイケメン(おい)で見とれてしまいます。そしてさんかくscene0で繰り返されるさやかの悲劇に疲れていたのでしょうか「ああ、さやかが男の子だったら悩んだにせよあんなに拗れなかったんだろうなあ」と思ってしまいました(なんと)いやほんとねえ、魔女化の悲劇を見るくらいならいっそのこと…と思ってしまうんですよね、めっちゃ過激派ですが笑まあその時もすごい熱い友情が繰り広げられそうですが。ここで昔から仲がよかったんだね(さやかと恭介)とまどかに言われ照れるさやかがめっちゃ可愛かった。「仲がいいとかそんなんじゃなくて(略)幼馴染っていうか腐れ縁っていうか」のごにょごにょ感に思わずくすり…。そして「あいつのヴァイオリンは(中略)すごくて…」でああこの子は恋と言いきるよりも淡い恋というか、憧れを抱いているのかなあと感じました。本編時も最終回で涙を流しながら「あいつの演奏が聴きたかっただけなんだ」と言ってましたが、恭介本人だけを好きになるのではなく、彼の演奏も大好きなんですよね。相手だけを好きになる恋とはまた違う愛情の様なもの…と個人的に思っていましたが、このくだりでもそんな感じがして…(本編自体さやかのこの淡い恋慕の様なものに対しては深い掘り下げをしていない分、実際彼女の気持ちがどうなのかは曖昧なんですよね。あの最終回の台詞以外に材料がないので)

 

またレコンパンスのバイトを始めた時のさやかのまばゆに対する心情がわかったのも面白かった「悪い人じゃないけど何か隠してそう」…ってさやか勘が良すぎ!前回も書きましたがこの勘の良ささやかにとってはあまりよくないというか、弊害でしかない気がするんですよね。さやか自身思春期にありがちな矛盾をすごく抱えている子で、繊細で傷つきやすいのに明るく振る舞ったり(ほんとに明るい所もありますが)元気で、でも相当考え込んだりしてとアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなしんどさがあって。そこに勘の良さが加わるともう…(泣)まあこの時点では特にそれ以上の拗れは無く、咲笑さんとのほっこりするやりとりが続いてほっとしました。まさか恭介のためにさやかがケーキを作るというシーンを観ることになるとは…!本編を観ている時からは全く想像もつかなかったなあ…(嬉し驚き)

 

第2話   応援してるから

咲笑さんとのケーキ作りのシーン終始ほっこりしてました。咲笑さんもさやかも可愛いんですよね。特に無意識のLOVEがさやからしくてもう…そして、ああなんかちょっと嫌な予感ww咲笑さんのことだからきっと…

…ってやっぱり…wwメッセージプレートがLOVEになってましたwwこれ咲笑さんあえてそうしたのかなあとさんかくは思いますねぇ。さやかの淡い恋心を感じ取っていた故じゃないかと。さやか本人からしたら慌てふためくでしょうが、私はナイスプレー!と心で叫んでしまいました。でもここからBGMが戦闘シーンのものになるのがもう…ww思わず笑ってしまいました。さやかにとってはそれくらい必死なんでしょうねえ、申し訳ないけど「これじゃ完全に告白ケーキじゃない!」という叫びに笑ってしまいました。なんだこれはwwしかもこのBGMが流れるのが長い…(好き)

第3話 アヴェ・マリア

メッセージプレート無難にというかMOVE(はーと)になってるのがなんか面白かった…wwあと恭介との対話始終穏やかでほっとしました。いや~良かった。本編では悲しいシーンしか見てないので、こういうの見ていたら「よかったなあさやか」と嬉しくなります(謎の保護者目線)メモリアを観ているとさやかは恭介を音楽ごとまるごと好きになっている感じがしますねぇ…そして看護師さんもナイスプレー!

 

と、時は流れ…ここでやっぱり契約してしまうんですねぇ…まあここはfilm5がベースになっているので、さやかが契約したり、まばゆとほむらと対立するくだりは省略されてますが、そこで見れなかったワルプルギス戦の行方(ちょうどほむら達が見ていられないと既に時を巻き戻した後)を見ることができてドキワク…

…ああ、やっぱりまどさやだなあ…さやかが恭介を音楽ごとまるごと好きなようにまどかはさやかのことを恭介が好きなさやかごとまるごと好きなんですよね。それがよくわかる構図です(泣)さやかのために契約してなおかつ「あの方向上条くんの家の方だよね?」と言ってくれるまどか…なんて、なんて子なんだもう(いい子過ぎて泣ける)いや、この今生の別れになる状態を決意するまどかの信念よ…!さやかのこと好きというよりもう愛情なんでしょうね、さやかが想っている相手の所へ向かわせてあげたいというすごい大きな愛…いやあすごい、すごいよまどか…そしてまどさや!

 

どうなるのかとても寂しいのですが、読み進まねばとこのあたりからさんかく苦悩…(泣)いやはやこう言ったら身も蓋もないのですが、まどマギ魔法少女の物語だと思っているので、恭介はあくまでさやかのバックボーンのひとつと捉えているんですよね。だからまさか対ワルプルでこんな風に途中でまどかとさやかが別れて行動するなんて…と正直ショックも強かったです。変な話、最後は魔法少女で話が締めくくられて欲しいという欲があって…でも、でもですね、ここからすごく個人的には興味深い、ああ、これが知りたかったんだ!と感じるシーンがあって、ああ、読んでよかった!としみじみ思いました。もちろんまどかがやられてしまった(と思われる)というくだりはショックでしたが(まどか…泣)さやかにとってもやはりショックだったんでしょうね…泣

さて、恭介をさやかが助けるシーン!ここでさやかが「手、怪我してない?」と尋ねた後「よかった恭介の音楽を守れた」と言ってるんですよね、このあたりから私、すごいドキドキしてました。本編でもあまり語られてなかったさやかの想いを垣間見たような気がして。そして…「恭介は生き延びることだけを考えて」「もっともっと大勢の人に恭介の音色を聞かせてあげて」…って…さやか…さやかあああああ!!(号泣)いやあこれか…これがさやかの根っこの想い…なんて綺麗な感情…これ単純に「恋」とひとくくりにできないでしょう、なんというか仁美が恭介に向ける感情とはまた違う感じがします。どちらがいいとか是非を問うわけではないですが、仁美の感情が恭介個人に向けられている現実的な男女の感情の様なものに対し、さやかの感情はそれとはまた違うまるで推しに対する愛情のような、憧れや尊敬に近い感じで。いやあ、本編では知り得なかった深い部分を知ることができました。ありがとうマギレコ、まどマギ、scene0…。

 

そしてラスト…悲しい結末が待っていますが、そこで「ごめんまどか」「あたしが好きだった恭介のヴァイオリンは守れたよ」とまどかに向けて心で呟くさやか(号泣)この一連の台詞も私すごい好きで、まず最後の最後さやかがまどかに向かって話しかける所…さやかは無自覚でしょうが、まどかのことがほんと好きで存在にもたれかかっていたのかもと感じました。まどかがいたからこそ自由に振る舞えたというか、そう言うと母と子みたいですが。でもとても微笑ましい関係性だと思っています。そして「恭介のヴァイオリン」あたしの好きだった「恭介」ではなく「恭介のヴァイオリン」なんですよね。これがもう…個人的にはすごい良かった。単純な恋とは違う、音楽家に傾倒しその音楽を愛するファンという感じで。とうとうここでさやかの根っこの感情を引き出せたと思いました。本人すら自覚してなかったと思いますが…そして割れるソウルジェム

 

さやかあああああ!!(再び号泣)

 

ああもう…辛い、でも先が読みたい…その後のくだりもまたしんどいものでした。「穏やかな顔をしていたみたい」でもう…(涙)ただここで救いはありました、恭介が夢と思いつつもさやかの心の叫びを聞いていたこと…そしてそれを胸にヴァイオリンを再び弾くこと…

 

ああ、こんな展開があるのか、これいいよ!本編で何も知らずたださやかのことを思っている恭介よりも、こうやってさやかのことを胸に音楽を続ける恭介を見ることができたのはほんと救いだと思います。辛いけど。いやあこうやって「音楽」の観点から救いを見出すような終わり方…すごい新鮮。最初に語ったように新しい可能性を感じました。たぶん空の上でまどかとさやかは一緒に世界を見下ろしているんだろうなと思いました。こういう積み重ねがほむらの因果とは別に二人には作用してあの本編ラストなのかなあとも…

 

いやはや今回のMSSしんどいけれど読んでよかった!と思える作品でした。

次回はまた来年film8の感想を書こうと思います。

ではではお読み頂きありがとうございました!今年はお世話になりました!来年もよろしくお願いします!!

 

                              さんかく