さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【scene0】film8感想(ネタばれ有り)

新年あけましておめでとうございます!

いやはやだいぶ遅れましたが、さんかくです。今年もさりげなくよろしくお願いします!

いやあ年末年始すごいスピードで流れていきましたねぇ、さんかくもだいぶ忙しくて、少し落ち着いたなあと思ったらもう1月の中旬に差し掛かっていました(なんと)さて、今回さんかくが待ちに待ったscene0マミさん編。深夜に読み終えたのですが、もうね、なんといっていいか、とにかくすごかった…!しばらく頭の中の整理がつかないくらい感情を思いっきりゆり動かされてました。前回のさやか編とは違うというか、それまではまどマギ本編のレール内で絶妙な微分積分的(何)(枠を超えているようで超えないギリギリ路線で攻める)なストーリー上の攻めが見られたのですが、今回はそれがキャラそのものに存分に…!

そう、私的にこれは壮大な百合三角関係ものでした…なんてこった…!

すごいすごいよscene0…まさかこんな展開が待っていようとは…伏線回収もお見事で、ああ、マミさんのあの謎の挙動はこういう意味だったのかと頷くことばかりで、そしてなによりまばゆに重い感情をぶつけてくるマミと、表面上はあっさりしつつもやはりマミさん同様重い感情を持っていそうなほむらの争い(何)…昼ドラかと思いましたよ!個人的にさんかくなるたけ「百合」という言葉は用いないで濃い関係性を表したいと思う派なんですが(公式も二次も)今回のscene0に関しては「百合」と脳裏にパッと浮かぶくらい「百合」でした(何)いやあほんとヤバイ(誉め言葉)ただでさえまばゆの魅力にハマリ、ストーリーにハマリ「ああ、scene0私の不安(後付けにならないか、新キャラ大丈夫か等)一気に吹き飛ばしてくれた」と思っていたのに、更に…今度はど直球の百合(個人的に)を見せつけてくれるとは…(拝むしかない)

未だ興奮冷めやらぬ状態ですが、ではではfilmDAYごとに感想を書いてまいります。

 

film8

DAY1

film7の後…さやかと完全に仲直りしたわけではないけれど共にワルプルと戦った後ですね…とてもしんどかったんでしょうねぇ、今回悲鳴がすごい(泣)これ精神摩耗しちゃうよまばゆ…そして病室でのほむらとの対話、だんだんほむらが優しくなっているのがすごい印象的です。ここで気になるのがほむらの台詞「私たちはもうどうしても対等な立場にはなり得ない」「あなたと美樹さやかはもう、本当のともだちにはなれないの」という台詞、これおそらくほむらは自分とまどかの関係もそうだと覚悟しているんだと思います。辛いねぇ…

 

DAY15

そしていきなり15まで飛びました。あれ、これさやか編?と戸惑ったり。ここでのまばゆのモノローグは的を得すぎていて頷きまくりでした。「何回も同じ時間を繰り返すことになる」「その度に、大切な人との距離が離れていく」「暁美さんと、鹿目さんの距離は取返しのつかない遠さで…」ううう…辛い。そしてほむらの孤独がここで深堀りされているんですよね。本編ではあまり掘り下げられなかったほむらの孤独…すごくしんどいです。

 

DAY16

そして16…再び恭介にやつあたりされるさやか…あれ、これさやか編?(2回目)と再び疑問に思うさんかく。でもその後「ああ~このためか」と納得する出来事が発生するんですが、それがまた予想外なことで驚きました。いやはやまさかまさか…さやかの恭介に八つ当たりされた時の記憶を切り取るなんて…びっくり…!なぎさに適用したけどまさかさやかに使うとは…。このあたりほむらに「本当の友だちになれない」と言われたことが効いてるのかもしれません。そうかぁ、こういうifもあり得るのか…説得するよりもこの方が効果抜群。メタ的にいえば次のマミさん編へ続くための整理的な意味合いもあるんでしょうが、よく思いつくなあ…

DAY32

そして一気に32…(早!)

ワルプル当日…病室にこもる恭介と決して離れないさやか。ほんとさやかすごい愛情だよ…(泣)さやかの信念で微笑みが浮かぶ恭介。ああ~いいですねぇ、これならバイオリンが弾けなくても新しい世界が開けそう…

 

開けそうだったんですが…!(叫び)

 

ああ~…そうなのか、どうしても上手くいかない…てかワルプル強すぎる!まどかを救うとワルプルを倒すという課題はちと重荷過ぎますねえ…そしてここのほむらとまばゆだけでの対ワルプル戦、斎藤千和さんの声と演技が良すぎて痺れてました!まばゆを心配している所が名前を呼ぶだけでわかるんですから…

 

そしてそして…どうしてもまどかは契約するんですよね…なんだこれはもう予定調和的なものなんでしょうか、まどかが契約することは宇宙の意思の様にも思えます(驚愕)そして世界は滅びます。

 

ここで…ここで幻覚フィルターかかっているのを承知でまどさやについて語りたいのですが、まどさや…繋がりがすごい強い!二次ではほむさやスキーなさんかくですが、本編とscene0観ている限り、この物語の根っこはまどさやじゃないかと思うくらいです。何故そう感じたかというと、この周回、さやかと恭介の関係が良好で可能性が広がっているのですが、親友が魔女化し世界は滅びるんですよね。本編最終話さやかを迎えにきたまどかの台詞「さやかちゃんを救うには、何もかもなかったことにするしかなくて」の「何もなかったこと」の状態がこれかなと。さやかは救われましたが、何もなかった(契約も何も)場合はこうなると…。契約した場合は恭介の腕は治り、思いは報われず魔女化、あるいはまどかによって心は救われワルプルギス戦に挑む(0さやかMSSの様に恭介に影響を与えて亡くなる場合もあり)のですが、契約しなかった場合、さやかは魔女に殺されているか、恭介と良好な関係を築いても数日で全てが消滅する…。さやかの行く末に関しては常にまどかが大きくかかわっているんだと思っています。以前も書きましたが、さやかの恭介への想いごとまどかが包み込んでくれるようなそんな大きな愛や影響力を感じます。このあたりなんらかの形で公式でまた明らかにして欲しいくらいです。小説の時の様に…。

また話は戻りますが、本編最終話でまどかはこう言葉を続けます。

「そしたら、この未来も消えてなくなっちゃうの」
「でも、それはたぶん、さやかちゃんが望む形じゃないんだろうなって」
「さやかちゃんが祈ったことも、そのためにがんばってきたことも、とっても大切で、絶対、無意味じゃなかったと思うの」

(中略)

「じゃ、いこっか」

全てを見ることができるようになったまどかはそう言ってさやかを円環へと導きます。かつてそうしていたように制服姿で肩を並べて。是非は別としてまどかはさやかを負のループから救ったのかもしれません。今回のfilmを見ると余計にそう感じてしまいました。互いに意識していなくとも、二人の運命は繋がっているというか、『離れると互いが崩れる』ようなそんな気がしました。scene0のまどさやの描き方凄すぎる…(個人的超妄想です失礼…)

 

そして出ました「私の戦場はここじゃない」シーン!ここにまばゆもいたんだなあとしみじみ感じさせてしまうscene0…n回目ですが、後付けなのに後付けと全く思わせない描き方ほんと上手いですねえ…!

 

さてさて、なんだか興奮してまどさやを語りまくりましたが、長くなったので今回はこのあたりにして、次回film9以降の振り返り&感想を書きたいと思います!いやぁ、めちゃくちゃ面白かった!ではお読み頂きありがとうございました!

 

                               さんかく