さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【scene0】film3DAY5・6感想(ネタバレあり)

どうも、さんかくです、scene0にどハマリし、本編当時の感覚が戻っているこの状態…めっちゃ至福ですねえ。まさか令和になってからもこんなにまどマギを浴びることができるなんて思ってなかったのですごい嬉しいです。あの頃の自分が未来がこうなっていることを知ったら超驚いたあと、狂喜乱舞していそう…

 

さて、前回速攻(?)で契約していたまどかを前に絶望するほむらとまばゆでしたが、今回どうなるのか、いつも通り好き勝手感想を書いていきますのでよろしくお願いします。そして長いです(なんと…)

 

film3

DAY5

先日のまばゆのモノローグ

 

「この時間は、彼女にとって失敗した世界線

「鹿目さんを見捨てるんでしょうか…?」

 

これが個人的にすごい刺さってて、今回ほむらの思うところが垣間見れるのかと非常に楽しみにしているのですが、始まったのは、まったりと映画を観ているまばゆのシーンから。でもあれ?と感じるんじゃなくて、なんだかほっこりしてしまうんですよね、私もまばゆのこと相当好きになっているようで。そしてナイスな休日が過ぎてゆく…という台詞に何故か癒されましたwいいなあこのまったりムード。でもやっぱりほむらのことを気にしているようで、ここからまたほむらに関するモノローグが始まります。

 

「暁美さんは、すごいなあ 」

「鹿目さんを救いたいってそれしかたぶん考えてなくて」

(中略)

「…私にはとてもできない」

「はぁ…嫌われたくなかったなぁ…」

 

なんかねほんとまばゆいじらしい…遠くから見ていた存在をここまで親身になって思えるなんてね、なんていい子なんだろう…。嫌われたくなかったなぁ…という台詞が心にきます。ほむら…仲良くしてやってくれ…(泣)

 

そして流れる密輸組織襲撃&現金強奪ニュースを見て、ほむらの仕業だと察し「そこまでやっちゃってる感じです…!?」と驚くまばゆ。そりゃ驚きますよね…本編10話では暴力団事務所から武器を調達(盗む)するシーンがありましたが、今回は密輸組織から現金を調達。確かにほむらの魔法だけではあんなに戦えませんから、武器と、そして現金は必要になります。このあたり本編ではほんのさわりしか描かれていませんが、ほむらの切迫した状態がこのシーンで少し露わになったと思います。いやあこの反社会組織からブツを調達するほむらの話…もっと掘り下げて描いたらそれだけで長編映画になりそうな感じもします。ほむら、ほんと初めての友達のためにここまで…(泣)ある意味この彼女の純粋さ一途さがまた悲劇(ほむら本人にもまどかにも)に繋がったのかなあと思うと切なくなりますねぇ。結果的には拗れに拗れ(?)まったく予想しない展開へと事態は昇華されていくのですが、そこに至るまでにほんと色々…色々あり過ぎたんですねぇ(しみじみ)ちなみに、まどマギ本編のシナリオ本「ザ・ビギニング・ストーリー」での虚淵氏と新房氏の対談・インタビューの中で新房氏が本編10話に関して、そのボリューム対してどうやって作ったらいいのだろうと途方に暮れると同時にあまりにも面白すぎたと語っているんですよね、そしてほむらの繰り返しの回数について、何百回もループしたらほむらも年を取ってしまうので厳密にしていない、しかしここ(ループの話)は一番面白い所でいつの日かアニメーションで描いてみたいとも仰っていて…。実際アニメーションにはなっていませんが、こうしてゲームという形で本編10話のifものを読んでいてもものすごく面白くて、まさに新房氏の仰っていた通りなんだなあと再認識しました。ほんと本編10話は物語の宝箱…

 

場面転じてケーキ屋でバイトしているまばゆ…咲笑さんに悩み事があることがばれてしまいます、このあたり本編でもそうですが、登場する大人がすごいしっかりしてて個人的に好感が持てます。(ちな、早乙女先生は一見なんか危ない(失礼)人ですが、詢子さんと飲んでいる時の彼女を見ている限り、すごいしっかりしているんですよね、ある意味詢子さんよりも)正直にある人に嫌われてしまったと答えるまばゆ。大切な人なの?という咲笑さんの問いに「尊敬…してたのかもしれません だからその人の力になりたいって思って(略)」って…まばゆほんと君いい子だよ…なんていい子なんだ…!ああ~これ前回も書きましたが悠木さんと斎藤さんがまばゆべた褒めしてたのわかる…!(これからもまばゆいい子と何億回(何)も呟くと思いますが、生温かく読んでやってください…)それに対して咲笑さんの答えがまた絶妙で、ケーキに例えて人の好みも千差万別、だからその人に合わせた好みに合うようなケーキを作る、つまりその人にあった交渉をする(と思いました)というナイスアドバイス…!さてさて、まばゆはどうでるのか…

DAY6

……いや、もうね…

DAY5でもまばゆなんていい子なんだ!と叫んだんですが、ここ…このDAY6ヤバいです。もうまばゆなんていい子なんだ!とここで何億回も叫びたくなるくらいでした。てかっ!いい子どころか…もう君すごいよ!やばいよ!(あまりの衝撃に語彙力一気に低下)

 

……はあ、とにかく落ち着こう…

 

まずは順番よく感想書いてまいりまするではでは…

 

「嫌いな味のケーキがあるなら 好きなケーキを作ればいい」

「暁美さんの気持ちを変えられなければ…私がやり方を変えればいい」

 

咲笑さんのアドバイスをそう解釈したまばゆ(私もなるほどと思いました)ですが、そんな彼女のいる場所はあの自動車工場…ここ毎回不穏なんですよね(汗)そして今回は姿を消したさやかを探すためにまどかが魔女結界に入り込みます。契約していないさやかを先に外に出るように促して変身するまどか。こういうまどか主導でさやかが助けられる話、本編で先にさやかが魔法少女になっているのを見ている身からすればなんか新鮮なんですよね。まどかが契約しないように同じ轍を踏まないと頑張っているほむらですが、たぶんそれが上手くいっていると、今度は皮肉にもさやかが契約する…ある程度は避けられても結果的には二人とも契約することになるのかなと思ってしまいました。ある意味まどかとさやかの関係もすごい因果を含んだものなのかもしれません。

 

そしてまだ魔法少女新米で怯えながらも戦いに臨むまどか…頑張っているのですが、やはり苦戦します。ここも余談ですが、このあたりも見ていると本編で契約してすぐにハコの魔女を倒したさやかって凄かったんだなあと思ってしまいます。技能は荒削りでもポテンシャルが高いというか。対杏子戦でも伺えますが伸びしろはすごいあるんですよね、杏子と稽古の様なものを続けられる環境だったらすごいことになっていたかも…さて、まだ戦闘慣れしていないまどかめっちゃ攻撃を受けて苦しんでいます。そしてそれを見てやきもきするまばゆ。でもここからまた…まばゆなんていい子!(n回目)のシーンになるんですよ!いやもうほんと…

 

「暁美さんだって、以前はそんなに強くなかった」

「でも今はあんなにも強くて…(中略)願いを叶えるために自分を変えたんです」

「私だって暁美さんと同じ魔法少女

「私が本気で願うなら…私自身を変えられるはず!」

 

わあああ、もうなんだこの熱い台詞!

まどマギってダークファンタジーな世界観の物語なんですが、どこかスポ根的な要素もあるんですよね、本編の対杏子戦のさやかの様な。私そういう要素がすごい好きなので、この己を鼓舞するまばゆのシーンは一気に胸熱になりました!

 

よし行けまばゆ…っ!と応援していたら、なんかハサミで戦ってるんですよね、そして本人もよくわかってなくて一番びっくりしているという…wこのあたり思わずくすりとしましたが、自分の得物がよくわかってない(覚えてない?)あたりが少しひっかかりました。やっぱりまばゆ本人も「何か」忘れているんだろうなあと…そしてまどかと共闘するまばゆ、この二人は相性がいいのか意思疎通が早いですねえ。ただ二人とも実践経験が少ない(まばゆは皆無)のためだいぶ苦戦…すごく危険な状態でありますが、独特なまばゆ節(何)のおかげで何故かくすりと笑いが出てしまうんですよね、この子自身真剣なんだけど、その慌てふためいた挙動がなんだか笑いを誘う…まどマギでは珍しい、見たことのないタイプですねぇ。

 

と、そこでほむら登場…!「見ていられないわ」という台詞が本編のクーほむっぽくて謎の安心感…しかし「やっぱり鹿目さんを助けに」と嬉しそうなまばゆに対して「あなた、本当に、最悪…」とものすごく辛辣な返し…いやほんとすごくあたりきつくないですか??本編でも結構物言いがきつかったほむらですが、ここまできっついのは珍しいと思います。なんというか本編8話のグリーフシードを受け取らないさやかとのやり取りのシーンの「いっそ、私がこの手で〇〇してあげるわ美樹さやか」ぐらいのドロドロとした負の感情溢れた感がすごいんですよね…(汗)今回はやっぱこう…自分の秘めた思いすら覗かれているという怒りから来るものなんでしょうかねぇ…当のまばゆも「突き刺さる敵意 胸が痛い…」と言ってますし…(ここかわいそう)

 

でも正直な所、私あたりがきついきついとさっきから書いてますが、実はこういうほむら好きなんですよね(なんと…)なんというか、全てを一人で背負って無理して感情を失くしていく彼女を見るよりも、こんな風に感情豊か(喜怒哀楽の怒哀ではありますが…)な所を見せてくれる、本音を吐露してくれるのはすごいほっとします。そしてこの怒り方とても近しい関係の相手に見せるような感じもするんですよね、例えがあれですが、前付き合っていたけど、怨恨残して別れた彼氏彼女みたいな(ほんとに例えがあれ…w)まあこれは本編8話のほむらとさやかの関係性でもそう例えていますw別れて冷め切った夫婦…でも怨恨だけは残ってる…みたいな(例えが余計ひどいw)いやはやこのあたりもさんかくの個人的妄想なので、生温かく見逃してやってください。

 

さて、ここから畳みかけるようにどんどん情報量の多いシーンが出てきます。「契約してしまった鹿目さんを見捨ててしまうのだろうか?」というまばゆの疑問、これに対する答えになることをここからほむらが説明するんですよね。

 

「私はもう、鹿目まどかを元に姿に戻せない…だから、時間を巻き戻してやり直す必要がある。でも、私の目的はそれだけじゃないの」

 

え、目的?ほかにもあったっけ?(未熟者さんかく)

と思ってたら、ワルプルギスの夜を倒すことが目的でした。倒せなければ時間を巻き戻す意味がないと…いやあこのあたり個人的にはすごい律儀だと思いました。そして失敗した周でも出来る限りの情報を集めるというほむら。

 

「これもただの、情報収集よ」

 

と言ってますが、絶対違うでしょ!ほんともう…君優しいのにさあ、それを隠して自分から冷たいフリしてもう…しかし今はそういう問題ではなく、まばゆが、おそらく私を含めまどマギ視聴者が感じたであろうことを代弁します。

 

「失敗したからといって、今の鹿目さんを見捨てるのは…!」

 

この見捨てるというワード…!そうなんですよね、時間を巻き戻してやり直すということはつまり、今の世界からは「はいさよなら」しているわけで、その世界にいるものからしたら(事情を知っていたら)見捨てられたことにもなる。本編10話を観た時にふと感じたことをまばゆが代弁してくれた…!そしておそらくほむらもそのあたりは最初からなんらかしら思いを抱えていたはずです。そのあたりも気になっていたのでほむらの回答が気になっていたんですが…

 

……いや、もうね…(2回目)

 

想像していた通り、いやそれ以上のいろんな感情をほむらは胸に秘めていました…(泣)ここからはもうほむらの今にも泣きそうな表情と斎藤千和さんの演技が相まって、すごい感情が揺り動かされるシーンが続きました。

 

「そんなことわかってるわよっ!」とまばゆの指摘に泣きそうになりがら怒るほむら。

 

そして…

 

「私だって本当はこうしたくない」

「まどかを見捨てたくない、できればまどかと仲良くしたい」

 

うあああ…ほむらああああ(泣)

 

「でも私はいずれ時間を巻き戻すの!この世界にいるまどかを見捨てて…!」

 

だからまどかと仲良くなっちゃいけない、余計な思い出をこれ以上増やせないと苦しそうに言うほむら。ああ、そうだよなあ…やっぱそうだよなあ、そう思ってたんだよなあ(うるうる)もうこのあたりからさんかくスマホの前で一人頷いている不審者になっていました…いやでもそれくらいこのシーンはヤバかった(誉め言葉)です。DAY5でも書きましたが本編10話はほんと物語の宝箱…本編では尺の関係もあり、さらーっと流す形になってましたが、この回はほむらの変化の話でもあるんですよね、メガほむからすぐにクーほむに変わったわけではなく、移行期があった。そしてそこではまだ揺らぎのある悩みに悩んでいるほむらがいて…そこを見事に補完してくれていると思います。n回目シリーズですが、scene0まじ凄い…!

 

そしてまだまだ情報量の多いシーンが続きます…(いやあ今回凄すぎる)

だから今のまどかとは関わらないと言い切るほむらに対して、まばゆがすごいいいことを言うんですよね、

 

「ダメです!(略)お別れは辛いです!」

「でもその気持ちはあなたに大切なもので…!」

「嘘をついちゃいけないんです」

 

わあ、まばゆいい子…!(n回目)と思っていたらさらに

 

「鹿目さんと別れてしまうことに鈍感にならないで」

「あなたがもしくじけそうになったら、私がそばにいてなんでもやりますから」

 

いやあいい子過ぎる!いい子過ぎるよ!ここまできたらこの二人付き合ってもいいんじゃないか(何)と思うくらいになりました…いやもうその方がいいのでは…

 

しかしばっさり「お断りよ」と切るほむら、そこはなんだか意思が固いw

 

うーんこのあたり(まどかだけに固執する所)元々の性質もあるのかなあとも個人的には思っています。魔法少女とか別として…

 

そしてまばゆを信じられないというほむらに対してお願いします、信じてと懇願するまばゆ。おや…ここから画像がむすっとしたほむらのUP(なんかここシュールで面白かったw)とまばゆのUPに…と思ったら、これはまばゆがほむらの目を覗くことで未来が視えるという表現でした。

 

その映像は…魔女にとらわれたほむらをまばゆが助けるというものでしたが、助けたまばゆが代わりに魔女にとらわれ、そして…なんと殺されてしまうものでした。ここの表現がほんと怖いくらいグロテスクで、アニメだったらどうなるのかと驚愕していました。いやあ…これはほんと怖い…てかこんな未来視てしまってまばゆ大丈夫なのか…(汗)現在に戻るまばゆですが、「死ぬの?私…」ととても戸惑っています(そりゃあ…)けれど目の前でほむらが危機に陥った時、まばゆは怖がりながらもそんなの選べるわけないと迷わず助けに行くんですよね、一度視たものを観なかったことにはできないと…健気すぎるよまばゆ…!なんかこのシーンは読みながらすごい葛藤しました。ほむらはもちろん助かって欲しいのですが、まばゆも助かって欲しい…!

ですがここで、まばゆの未来の映像と同じことが…!

 

あああマジか…!

初見時ここすごい驚きました、いやあまさにまどマギの補完の物語だと思っていましたが、このあたりの悲劇も容赦ない…(茫然)そしてOPの不穏なワンカットもここで回収…まさかほむらを庇っての出来事だとは思いもよりませんでした。

 

ほんと…まばゆ…(いろんな感情込めて)

 

まばゆのソウルジェムが砕けたシーンで、このDAY6は終了するのですが、しばらくは茫然としていました。この後どうなるのと気になるよりも、まさかの展開の衝撃で…いやあ凄すぎる…

 

さて、このままだともう何億回も凄すぎる…と書きそうなので(何)このあたりでそろそろ感想を終えようと思います…まあ総括して言うと、とにかく今回は情報量が凄くて圧倒されました。まばゆの人の好さ、ほむらの隠された感情の吐露等…特にほむらについては、クーほむでもない、メガほむでもない、「暁美ほむらそのもの」が見れたと思っています。そして本編では見れなかった葛藤もきちんと描かれ知ることができて満足です。scene0ありがとう!

 

ではでは今回はこの辺で!めちゃ長い感想お読み頂きありがとうございました。

 

                              さんかく