さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【scene0】film3DAY3・4感想(ネタバレ有り)

どうも、さんかくです。

日に日にまばゆほむらコンビが好きになってきております…(まばほむというと、なんかまどほむと間違えそうなのでこれで…)ほむら側からのまどかへの一方的(?)な強い思いは本編、新編でも見てきた所ですが、そんなほむらが誰かから思われる(友情的な)というのは珍しいなあとちと微笑ましい気分…ではでは今回はDAY3・4の感想を書いてまいります。よろしくお願いします。

 

film3

DAY3

朝を迎えるまばゆ、さっそくキュウべえが現れますが…なんかねこのしつこさ…本編よりも気持ち悪さを感じます。ほむらの病室にも現れたり、悪気が無い分たちが悪いというか…しかしそれを「幻」と言い放ち、自分の正気を疑い病院に行こうとするまばゆの面白さwwもちろんここは演技でしょうが、キュウべえを追い払う術としてはすごい上手いなあと。本編でまばゆがいたらもう少し明るくなったかも…(妄想)そしてキュウべえが複数いることをほむらに知らせようと病院に向かうも入れ違いで退院し、必死に探すまばゆ。このあたりすごい新鮮。今までほむら→まどかの構図ばかり見ていたので、まばゆ→ほむらというほむらに→がむけられる構図は面白いです。ああ、こういうのが見たかった(喜)ここから場面転じてほむらの家になりますが、ここのね、ほむらの私服がすごい可愛いんですよね!(ほむらスキー)メガほむとはまた違った雰囲気の衣装…デザイン考える方すごいなあ…

資料を集めて計画を立てようとするほむらの前に現れるまばゆ。おどおどするかと思いきや、「キュウべえが生きてます!」とすごい直球でドキドキ…どうなるの?案の定「え?」と驚くほむらに対し「このままだと、鹿目さんが!」と言葉を続けるまばゆ。このあたりすごい直球なんですが、個人的にはすごく好感が持てました。今まで傍観者的立ち位置で慎重派だった彼女がなりふり構わず二人のために必死に必要最小限のことを言ってるんですから…しかし…ここからのほむらの反応…「待って あなたは誰?」と言いつつ変身するあたり殺気がすごくて怖い…(そう思ってたらまばゆも「怖い」と心で呟いて一緒だ、と思わずくすりとしましたが)でもひるむことなく名前を名乗り、キュウべえが生きていてこのままだとまどかが契約してしまうことを伝えるまばゆ。いいぞ、がんばれ…!ほむらに伝わってくれ…!と思ったらよかった通じた!「後で、話を聞かせてもらうわよ!」とちと困惑と怒りを含んだ台詞でしたが…いやあそれにしてもクーほむ怖い(笑)

 

そしてほむらの後を追うまばゆ…ここのモノローグがねえすごいグッとくるんですよね「暁美さんが、あんな思いをして鹿目さんと別れたのに…!」「あんなに苦しんで鹿目さんの願いを受け取ったのに…!」って…なんていい子なんだ!(うるうる)感情移入が強いのか思いやりがあるのかあるいは両方…どちらにしてもまるでわがことのように二人のことを思って行動するまばゆがすごくいじらしくて、ここで決定的に好きになりました。しかし、なんというかまばゆ…まどマギファンの代表みたいな存在でもありますねぇ、本編初見時「ほむらあんなに頑張ったのに…」と切なくなったことがあったのですが、そういった思いを代弁してくれている感じもします。あちら(二次元)の世界の住人ではありますが、こちら(三次元)の世界寄りというか、話は逸れますが、やはり無類の映画好きというのも関係しているのかもと思いました(個人的妄想)

 

…だがしかし、辿り着いた時にはすでに遅く、そこにはエイミーのために契約を果たして魔法少女になったまどかがいました(なんてこと…)「もう手遅れ…」と落ち込むまばゆと絶望と怒りでキュウべえを撃つほむら。ここのほむらのシーンがすごい鳥肌ものでした、なにより斎藤千和さんの演技が凄い!「許さない… 絶対に許さない!」「まどかの優しさにつけ込んで 彼女の運命を変えるなんて!」という台詞がほんともう怒りと絶望と悲しみが入り混じった悲痛な声で、しかも完全にクーほむというわけではないんですよね、メガほむとクーほむの中間というか。すごい新鮮。でも確かに本編はクーほむがスタンダードでメガほむは過去の姿という捉え方をしていて、この二人が全く違う(ように見える)ことに対してはあまり違和感を抱いていなかったのですが、本来は移行時期というか、揺らぎがあったはずなんですよね、まだクーほむになり切れてないほむらというか。そして斎藤さんがインタビューなどで時折仰っていた、悪魔ほむらになってもほむらはメガほむの頃と変わらない本質は一緒的な言及を思い出しました。いやあ中の人の読み込みがすごい故の神演技なんでしょうねえ。本編では描かれてなかったクーほむになりたてのほむらが今まさにここに…!(感動)こんなにクーほむ可愛かったの?というくらい驚いていましたが、展開は急転直下で、こんどは怒りをまばゆに向けるほむら…(なんと)「愛生まばゆ あなた、何者なの?」と銃口を向けます。いやあもうこのあたりから彼女の精神は限界に来ていたんでしょうねぇ、本来は優しくて内気な子だったんですが、拗れに拗れて…(泣)怯えながらもまばゆが「暁美さんにとって(中略)鹿目さん以外の存在価値が限りなく低いのかも」と考える所もまた興味深い所でした。良く見ているなあと…まばゆ視点でほむらを深堀していくのはすごい面白いのでもっとやって欲しいですね。

 

さて、この状況ですごくわかりやすくそして心を込めて説明するまばゆ…でしたがそれに対してのほむらの反応がめっちゃひどくて(泣)ちと悲しくなりました。「あなたの力になりたくて」というまばゆに対して「あなたのそのやり方…私にとっては心底不愉快だわ」と答えるほむら。ここ、ええ?なんで?と思いました。このあたりのほむらの心境…ちと私の読み込みが浅いからよくわからないんですよね。何も信じられなくなっているから…なんでしょうかねえ。あるいは積み重ねてきた「時」について、ほむらは苦労もありましたが「自分だけが知っている、自分だけのもの」と拠り所にしていたのかもしれない。そんな時間や事情を別の者が知っていて、いきなり「力になりたい」と言ってきたので、嫌だったのでしょうか…このあたりはまた後程考えたいと思います。(意見があれば聞きたいです)まあそれはさておいて、ここですごい新鮮だったのも、この「不愉快だわ」という台詞でした、こんな辛辣な台詞、本編でも聞いたことがないので驚き&新鮮でした。私はほむさやスキーなので、ほむらとさやかが殺伐としたり険悪なシーンも好きなのですが、そこでもこの様なキツイ台詞はなかったと記憶しています。でもあったらあったでめっちゃいいなあと思ったかも(おいw)なんというか辛辣なんですが、すごい本音を吐露している感じがするんですよね。今までの恨みつらみが出てきているというか。そんな相手今までいなかったんじゃないかなあと。こう対まばゆに関してはまた新しい関係性が生まれたのかなと感じました。しかしその台詞で姿を消すまばゆ、ごめんなさいとテレパシーでほむらに伝えるのですが、ほんと健気でかわいそう…良かれと思って(私もいいことだと思ったのですが)したことなのに謝らなくていいんだよ…(泣)このあたりほむらがすごい頑なになってて悲しいですねえ。

 

DAY4

教室でまばゆのモノローグから始まるんですが、これがまたまばゆには申し訳ないけれどすごい面白いww昨日のほむらの怒りを買ったことをすごい後悔して落ち込んでいるんですが、「そりゃそうですよね?私、キモいですよね?」とか「不審者だー!!私、完全に、不審者だー!!」「変態魔法少女だああああ!!」とか台詞がもうwwwなんだろうこの子すごい好きwそしてここで先日のほむらが不愉快だと言った意味が少しわかった気がします。これはまばゆの台詞ですが「ずっと遠くから自分の姿を覗かれてて」「時間が止まっているからプライべートだって油断して 独り言のつもりの台詞もちゃんと聞かれちゃってたら」の所で、ああ…確かにそうかもと思いました。まあ誰だって遠くから自分の姿をずっと覗かれてたら嫌ですもんねぇ…でもまばゆそんなに覗いてた感じもしないですし、それを言うならほむらもある程度は…と思うのですが、まあそのあたりは今の所そっとしておこう(何)たぶんまばゆがすごいいい子なんだと…。そして一人悶々しているまばゆを心配して声をかけるマミさん、実はこのモノローグ声出てたんですねww面白すぎる。でもマミさんから声をかけるというのもなかなか珍しいことだと思うんですよね、是非仲良くなって欲しいのですがwそしてここで恥ずかしさのあまり埋まる穴をくださいと一人呟くまばゆの面白い(n回目)ことよ…w悪手の連続で友達どころか一生敵認定されるというくだりも申し訳ないが笑ってしまいました。シナリオ上手いなあ…。

 

もう引きこもって関わらないでおこうと思いつつも、巻き込まれている以上無視するわけにもいかないと再びまどか達を見に行くまばゆ(健気)。に見に行った先はマミさんの部屋。そこでマミさんとまどかが魔女と魔法少女について話しています。ちょうど本編の2話でまどかとさやかにマミさんが説明している内容と似ています。ただ今回はさやかはまだ魔法少女になっていないのでまどかだけ…このあたりの微妙な違いも面白いです。そしてここで更に面白いのがまばゆのモノローグ。

 

キュウべえに騙されないようにするという約束を暁美さんは守れなかった」

「この時間は、彼女にとって失敗した世界線

「鹿目さんを見捨てるんでしょうか…?」

 

ここ…!個人的に本編10話を観てふと感じたことだったので、こうして作品内のキャラが言葉にしてくれて嬉しかったです。まどかを救うために何度も繰り返すほむらですが、実はその度に「彼女にとって失敗した世界線」のまどかについては放置することになるんですよね。たぶんほむら自身もそれについては考えているはずで、どういう気持ちを抱えているのかすごい気になる所です。

 

いやあ、毎回毎回言ってますが、scene0…本編で語られなかった&深堀りされなかった所をうまいことついてきますねえ…ではでは今回はこの辺でお読み頂きありがとうございました。

                       

                               さんかく