さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【scene0】film6感想(ネタばれ有り)

どうもさんかくです。

12月になりだいぶ忙しくなってきましたねぇ…さんかくも個人的にぱたぱた(何)しておりますが、どうにかこうにか、やってます(汗)こういう時こそ推し(さやか&ほむら)やその作品(まどマギレコ)が支えになってくれてるなあとしみじみ…「好き」という気持ちってすごい(めっちゃ感謝)

 

ではでは今回はfilm6の感想を参ります。ちと長いですがよろしくお願いします。

 

film6

DAY1

めちゃくちゃ落ち込んでいるまばゆ…仕方ないですよねあの前回の結末では(泣)そして時折垣間見せるほむらのさやかに対する殺意(?)とほんの少しの優しさ(何)「私だってできれば美樹さやかを排除したくなかった」とほむらは言ってますが、あれガチだったんじゃ?と思ってしまいました。どうもさやかに対するほむらの感情はぶれまくりというか揺れているという感じが私はします。まどか優先故起こるものなのかも…

あと個人的にほむらのフローチャートという言葉に胸が痛くなりました。うまく説明できないのですが、やはり時間を戻す=やり直すということはタブーな気がします。まあ(もちろんすごく悲惨な運命を回避するためとか、心底時間を巻き戻したいという思う人が奇跡を願い、そんな力を手にしたならば邪魔する気は全くありません)それにしても前回と同じ方針で行くと言ったほむら…彼女の真意がこの時点では全く読めませんでした。

 

DAY11

レコンパンスで明るく働いているさやか…うう、繰り返し観るとなんだかこんな平和な場面でも辛くなる。構築したフローチャートが無駄にならないように…という所もねえ、まばゆやほむらがその気はなくともやはりゲーム感覚に見えてしまいます…(泣)ただここでのまばゆ、ほんとコミュニケーション取るの上手いと思いました。繰り返しが生きているというか、すごくいい感じ!ほむらの場合まどか優先のため他の仲間にコミュを取ること自体放棄していますが、それでも対まどかのコミュが繰り返しでうまくいっているかといえば、迷い無しに「はい」とは言えない状況で…これ考えると、やはり繰り返しを成功させるためには本人の持つ資質もだいぶ影響するのではと思います。世界は違いますが、マギレコピュエラヒストリアのアマリュリスの様に一回(おそらく)で成功させる人物もいますので。(ちなみにここで「アマデウス」の話題が出たのが個人的に嬉しかったです。)

 

そしてやはりほむらは色々考えていたんですねえ、まばゆがまどかの代わりになりさやかの悩みや苦しみを軽減させる。そのことで契約を阻止する…いやあ…ここほむらがさやかの友だちになるとかそういう展開どこかに落ちてないですかねぇ(急に現れるほむさやスキー)ここ「美樹さんルート」とゲームの様にまばゆが言っていますが、やはり二人共どこか麻痺してしまっているのかもしれません。もちろんそうしないと自分自身が壊れるので、ある程度は距離を置くために自然とこういった物言いになるのかもしれませんが、それでもちょっと切ないですね…

 

DAY14

落ち込んでいるさやか…繰り返し見るのめっちゃ辛いですねぇ(泣)しかしアマデウスを14歳で観るなんて…と思ったら、私も結構若い頃に観たんでした笑さやかみたいにしっかりした感想も浮かばなかったのだけは覚えてますが…なんというか不思議な映画でした。そしてまださやかの恭介に対する淡い恋心を知らないまばゆ、ここほむらが教えてあげたらいいのに!と一瞬思ったけど、よくよく考えたらほむらもこの時点では知らなかったのかも…(なんと)そして5と比べるとまばゆコミュニケーションが取れるようになっているのが面白かったです。

 

DAY15

さやかのこのお見舞いに来たら恭介がいないというパターン、何度見ても辛いのぉ…それにしても速攻魔法少女とバレたまばゆ…wwなんか申し訳ないけどくすりとしてしまいました。あと、ここで驚いたのがまばゆと念話している時のほむらの声色の優しさ…!

「バレちゃったのどうしましょう?」→「どうする気?」(優しい声色)

「どうしますかね?」→「どうしよもないんじゃない?」(めちゃくちゃ優しい声色)

どーしちゃったのほむら?(驚愕)めっちゃ可愛いですが!(ほむらスキー)

これたぶんまばゆに対してだいぶ心を開いているだけでなく、仲間として身内認定しているんじゃないかなあ…それくらい今まで聞いたことのない声色でした。そしてその後もまばゆに前向きなアドバイスをするあたり…(まばほむも良き…)

 

所変わってレコンパンスで和やかに会話を交わすさやかとまばゆ。正体を打ち明けるのはいい手だったようで…ただここでもまばゆの願いの謎が出てきましたね、お母さんのくだりは聞いていて切なかったです。

 

DAY16

ここまばゆの「はぁ?」「はぁぁぁぁ?」がめっちゃ爽快でした笑

いや~本編初見時からこのから元気さやかと落ち込み恭介のやり取り憂鬱になったので、このシーンとても苦手なんですよね。scene0は追体験の物語でもあると知ってはいるのですが、それでも繰り返されると辛いなぁ…と。でもここでまばゆが観ている者(私w)の心の代弁をしてくれたというか、さやかが救われた様な感じがしました。本人は気づいていないでしょうが、やはり見守ってくれる人がいるっていいなぁ。てか恭介…さやかのことはほんと幼馴染としての感情しかなかったんだろうなあと私はしみじみ思いました。いやだってね、もし恋慕の対象として見ていたならば、たぶんこういう物言いはしないんじゃないかと。私基準であれですが、こういう悩みや不安って家族の様な心を許した相手じゃないと言えないと思うんですよね。恋とは違って…さやかの悲劇は自分の感情が本当はなんなのかということに気づく前に契約してしまったことかなあと…(メタ的に言えば物語の進行上仕方なかったとはいえ)この恭介に対する本当の感情については0さやかMSSの感想で語りたいと思います。

そして契約シーン…!この夕焼けがねえ、ほんと綺麗で不穏で印象的で困るんですよ。(何)ずっと心に残ってしまう…夕焼けとは違いますが、ゲーム「零~紅の蝶」のラストで主人公がどん底の気持ちのまま朝日が昇るシーンがあるのですが、まさにそれと似ていて…いや~またこのシーンか辛いなあと思っていたら、ここでまばゆが割り込んで来て驚きました。おお、新鮮…!そして面白い…!そうかあ、さやかが契約する時にもし誰かすごい理解を示している人が現れたとしたら…そういうある意味二次創作的なifが公式で観れるなんて…ここの落とし込み凄い…もう何度も書いてますが後付けにしてもこの展開はほんと上手いと思います。更にまばゆとさやかの会話…互いに願いについての語りになるのですが、さやかが穏やかなのも珍しく、film5と7よりも一番良好な関係を築けた回じゃないかと思います。いや~ここのまばさやほんと好き。ですが「大事な人」のためを願って契約したという部分と、あとちょっと癪に障るのですがキュウべえの言っていることに正論みを感じてまばゆは契約を止めるのをやめました。ここ、まばゆの言う「美樹さんルート」的に考えるとこのfilmだけでは悪手なのかどうか、わからなかったのですが、7まで観るとこれが一番いいのかも…と思うようになりました。しんどいですが。

 

さて、ここから魔法少女同士気安く会話する二人ですが、このさやかとまばゆの関係もまた対ほむらや対まどかと違った独特な感じで好きです。なんかとても爽やか笑…で、ここで気になるのが美樹さやかが契約したと知った時のほむらの「残念」という台詞。まばゆも意外と思っているように、私もここ真意がわかりませんでした。ほむさやスキーとしては実はさやかのことも仲間として大事に思っていてその上での残念だったらいいなあと思っちゃいますが、いやいやこれはscene0(何)絶対裏がある…。そしてまばゆに対するほむらの声色優しすぎる…まばほむもいいなあと思っちゃいますが、いつかはこういう声色でさやかにも話しかけてあげてくれ…(ほむさやスキーの超個人的願望)

ちな、ここでまばゆがさやかの未来を視るシーンがあるんですが、さやかのどアップがお間抜け(失礼)でめちゃ可愛いかったです…(さやかスキー)

 

そしてこのDAY16更に新鮮なのがまばゆが戦闘に臨むさやかに音楽をアドバイスをする所なんですよね。ここ面白いなあ…音楽にノッて戦うさやかめちゃ強い、叛逆で指揮者の様に音楽を奏でるようにしながら戦っていたのも、このまばゆのアドバイスが心のどこかで残っている(あるいは円環の理で見えたとか)とかだったらいいのになあ…

 

DAY18

レコンパスで元気いっぱいにアルバイトしているさやか…前回も元気いっぱいだったんですが、その先を考えるとめちゃ辛い…まばゆの言う通りほんと「幸せの絶頂」ですが、ここでまばゆがさやかの為を思ってくれているのが救いですねぇ。

 

DAY22

わあ…ここもツライ。仁美も悪気はないし、むしろ真っ当な物言いなんですが、さやかはまだ恋に恋している状態なんですよね。仁美は既に現実的というか、リアルに恋に臨もうとしているのに対し、さやかはまだ自分の想いに向き合えていない。ここからは私の持論ですが、さやかは恋に恋しているようなものだったと思います。本当の気持ちは本編でまどかに導かれる時の台詞(そして新たな展開を見せたMSSでのさやかの台詞)にあるのだと…落ち込んでいるさやかを前回救ったのはまどかでした。でも今回はどうなるんだろう…?とこのあたりハラハラしてましたねえ。変な話、まばゆとほむらがまどかを魔法少女にさせないと必死になればなるほどさやかは救われない気がします。まどかとさやかはどうしても切り離せない絆で結ばれていると…。

 

そしてまばゆに未来を視てもらおうとして結局断るさやかはほんと爽やかでホッとしました。その後の対影の魔女戦…まばゆの立ち位置が本編のまどかになってましたね、にしてもどの周回でもさやかこの影の魔女戦苦戦しているのが歯がゆい…円環さやかだったら余裕を持って勝てるんだろうけど、くうう、だんだん円環さやかが恋しくなってきました。

 

DAY23

ここも本編とはまた微妙に違っていたのが面白かった…

ソウルジェムをまさかさやか自身が投げるとは…!どう転んでもここでさやかのソウルジェムはトラックに乗ってしまう運命になるのか…(汗)

てか、まさかここでまどかが契約するとは…!ここほむらの言う通り契約する意味は全くなかったんですが、でも…

「あたしがさやかちゃんを救いたかったから」

このまどかの台詞がほんとねえ、悲しいけれど、でもまどかとさやかの友情という観点から見ればここは友情を深める決定打だと思いました。それも恭介への淡い恋慕すら凌駕するほどの。ほむらはまどかを救うという願い優先のため認識してないと思うんですが(してるかも…)さやかを救うという視点でいえば、ここがまさに分岐点なんですよね。本編ではまどかはここで契約しなかったのですが、もしこの時さやかの為に契約したとしたら、あのバス停での別れもないですし、さやかが濁ることは無かったかもしれない…合理的にいえば悪手だったかもですが、いわゆる感情論で言えば、このまどかの契約をするという行為そのもののおかげでさやかはまどかの友情をより強く感じ取り絶望から救われたと言えると思います。ちょうどfilm5と同じ展開ですが…ほむらの「まどか契約阻止」作戦が比較的早い時期に失敗するとさやかは絶望から救われる可能性が高い(実際救われている)という反比例的作用もまた興味深いです。(まどさやはいいぞ)

またここでは「美樹さやかに嫌われていない」とほむらがさやかとも良好な関係を築いて来るワルプルギスの夜に立ち向かおうとしている所にはうるうるきました。最後の最後まで諦めない…結末は悲しいですがいいものを見た気がします。

 

DAY32

そしてやはり結末は敗北でした。でも四人で協力して戦うということが出来たというのと、まどかとさやか二人とも絶望せずに最後まで戦えたというのがね、辛いですが、救われたと思っています…二人いるからこそ…(泣)

 

いや~…今回もまどさやでした!

まどかの想いがさやかを救うというこの構図、本編も確かにまどかはさやかを救いましたが、早い展開でまどかが契約すればさやかは絶望することはないんですよね。ほんとこのあたり興味深いです!

 

ではでは今回はこの辺で、お読み頂きありがとうございました!

 

 

                             さんかく