さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【マギレコ】パラダイスシフト感想(色々)【ネタばれあり】

こんにちは、さんかくです。

パラダイスシフト…灯花とねむが仕掛けたサプライズにすっかり騙されていいように踊らされた(誉め言葉)さんかくですが、今回はそれ以外に感じたり思ったことをとりとめはないのですが、愛を込めて(何)書いてまいります…

 

灯花とねむを中心とした感想はこちらです。

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roadman789.hatenablog.com

 

●いろはとういそして両親

いろはとういの会話が多かったことは前回書きましたが、それと関連して両親との会話も多かったことがすごく嬉しかったです。Ⅰ部当初は早く妹さんを見つけて家に帰って幸せに暮らして欲しいとも願っていたので、ようやっとそんなワンシーンが見れたとうるうるしていました。ただ、当初姉妹はマギアレコードに帰るものだとばかり思ってたので、その団らんもつかの間だなあと思っていて次第に悲しくなっていきましたが。ちなみにちょっと興味深かったのが遊園地の乗り物に乗っているときの姉妹の反応。ウワサとの戦いでもっと怖い思いをしているからこれくらい…的な会話、あれって子供が親に秘密を持ってちょっとウキウキしているような構図に似ているなあと思いました。

 

そして4人で一緒に眠るシーン、会話がもう泣ける泣ける…いろはよりもその両親に年が近いさんかくにとっては、どうしても謎の親心が発動してしまって「いいんだよ!もうマギアレコードに帰らなくて家で家族と幸せに暮らして…」とエゴ満載の気持ちが溢れてしまいました(反省)そして何故かこのシーンでまどマギのほむらの元に向かおうとするまどかとそれを止める詢子さんのシーンを思い出したんですよね。あれ、詢子さん視点で考えるとすごくヒヤッとするなあと。あそこでまどかを止めることができれば娘の消失はなかったはずなので…それと同じくこの環姉妹と両親の会話のシーン、両親は姉妹の事情を全く知らず別れが近いなんて想像もしていない。そこがすごく似ていて泣けると同時にヒヤヒヤしていました。まあ結果的には姉妹は帰らず無事に現世に留まるのですが、この展開の持って行き方がもう…!ほんと踊らされました(n回目)

 

●ういの決心

 

環姉妹の会話が多いこのストーリー、前回の感想でも書きましたが、ほんとこの姉妹の尋常じゃない善性が浮き彫りになっていたなあとしみじみ…。まるで双子の様に意思疎通している二人。繋がりの強さもまた感じました。その中でマギレコードに戻ることを決意したいろはですが、一瞬だけエゴを垣間見せる貴重なシーンが妹を気遣う所なんですよね。自分はいいけどそうすると妹は…と一瞬曇ったのを見て「いいぞ!そこで行きたくないと言うんだうい!」と私は心で叫んだんですが(要反省w)やはりそんなことはなく、即答で私も戻るといううい。どんだけ善性なんですか(汗)もしういが行きたくないと言っていたらいろはがどう反応し、どう言葉を紡ぐのかも気になる所ですが、ここでのういの決心の早さは姉の存在と繋がりが大きいと私は考えています。もし一人だけなら決心は鈍ったんだろうなあと…(そう思いたい)

 

●やちよさん

 

ヒストリアではいろはがいないと崩れ落ちそうで、そして絶対に取り戻すとやや叛逆のほむら的なダークな雰囲気も醸し出していたやちよさん(さんかくフィルターです)実際強大な力を得ていろはを取り戻したんですが、概念から大切な人を取り戻したくだりは思わず叛逆を連想してしまいました。あちらは概念から引きはがし、世界も不安定のままなのに対し、こちらは周り(灯ねむ)の働きもあって当人を分離することなく世界も安定したままと穏便に済んだのがまた対照的で世界観の違い(ゲームとアニメというコンテンツの違いもありますが)として興味深いです。

 

そして余談ですが、まどかとほむら、そしていろはとやちよさんの組み合わせ、私はよく比較するんですよね。この二組の違いがまどマギのマギレコの違いを表している様な気がして…ここからは私のすんごい妄想なんですが、やちよといろはの年齢差…正確にいえばやちよさんのベテランと称される経験と大人に近い年齢故のバランス感覚は物語にかなりいい影響を及ぼしていると思ってます。

 

そんなやちよさんよりによって今回物分かりが良すぎたというか、いろはがマギアレコードに戻ることを察していた上で覚悟を決めていたあたり「え?ヒストリアの時の決意は?」と最初驚きましたが、あれは諦めではなく、ヒストリアやちよとしてたくさんの魔法少女を見てきた時に何か思う所があったのか、やちよさんなりの考えがあったのだと私は思っています。(ストーリーの都合上というメタ的なことは別として)実際内心どう思っていたのか興味津々なんですが、このあたりまたどこかで描かれるんじゃないかなあとも。でもまあ結末がハッピーエンドだったから判明しなかったのですが、もし実際いろはが戻るとなったら、あの場では覚悟を決めてもきっとやちよさんは最後の最後には引き留めていたと私は信じています。(だからこそのあのラスト…)次回のイベストではラジオで馴れ初めを照れながら語る二人が見たいなあと思っています。

 

●鶴乃の一言

あと最後はとても心に刺さった鶴乃の一言…いろはが全員から自分の記憶を消すという発言をした時の「逃げだよ!」あれはびっくりしました。いや、シナリオの妙でいろは視点になってしまった私、恥ずかしながらそんなこと思いつきもしなかったんですよね。全く気付いていないことを指摘された驚きを久々に感じました。「え、そうなの?…そうか…(気づき)」みたいな。これはもう千差万別で個人差があると思います。今回イベスト読みながらいろはの台詞を読んで鶴乃と同じ思いになった方もいるでしょうし。たぶんいろはも逃げとかそんなこと考えていなかったんだろうなあと思います。(まああまりにもすごい発言でしたが…)相手からすればそれは逃げになると鶴乃のおかげで知ることができた、あの言葉は今後もいろはの心にずっと残っているんだろなあと、正鵠を射たあの言葉、やちよではなくて鶴乃が言ったというのもまた面白い。

 

他にもフェリシアと鶴乃の料理だったり、さなとやちよさんの通じ合いだったりとみかづき荘メンバーの一言一言だったり、色々面白い&最高な場面多々ありました。ほんといいイベストでした。今後もまたいろは達の物語は続くと思っていますが、しばらくはねむではないですが、凪の時間、イベストという形で日常のほっこり話を展開させて欲しいと願うばかりです。

 

ではではお読み頂きありがとうございました!

 

 

                                 さんかく

 

 

余談

イベストでゲットできるメモリアが見滝原の通学路(桜)だったのが、個人的には嬉しくありがたかったです(悪ほむさやスキー)悪魔ほむらの実装とイベスト、それぞれ独立して成り立ったこの着地点私はほんと見事だと思っていて。その中でこういった形でいろは達の物語に入り込むことなく関わる手法は上手いなあと。おそらくですがこのイベストの次は舞台が見滝原になるという予告的なものかもしれません。今後はscene0と並行して神浜市を中心としたイベストが展開されると私は予想しています。どちらにせよ、いろは達の物語も続くし、見滝原の物語も続く…そして他の街のメンバーの物語も。マギレコは魔法少女の群像劇とも言えるので。