さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【マギレコ】パラダイスシフト感想(灯花・ねむ周辺)【ネタばれあり】

こんにちは、さんかくです。

今回はマギアレコードのイベスト「パラダイスシフト」灯花・ねむ周りの感想です。

 

パラダイスシフト…一言でいえば「すっかり踊らされてしまったw」です。いやはや、結構な数の映画や本を読んできて「あ、これ、実は生きてるな」とか「これ夢オチだな(おい)」とかある程度の展開パターンは読めるようになったと思ったのに、このイベストの結末は全く予想していませんでした。シナリオの絶妙さももちろんあると思いますが、私はやはり環姉妹のキャラ造詣が大きいと思っています。

 

以前から姉妹の人間離れした善性が度々描かれていましたが、今回姉妹の会話が多かったこともあり、その尋常じゃない善性っぷりが十二分に発揮されてました。これはもう優しい子、いい子の問題じゃないですよね、危険…(なんと)自分と他者を全く同じように扱う、しかも広範囲の…いややる気になれば(ならないで欲しいですが)全世界の。本人たちはそれを当たり前だと思っていて疑問にも思ってないはずです。そのあぶなっかさのおかげで物語の展開は全く読めませんでした、最初旅に出るくらいの感じでしたが、あ、これはマギアレコードに帰るんだなと…

 

でもそれもまた思いっきり予想外な結末でした。

 

ほんと灯花、ねむファインプレー!

 

そして今回のイベストも二人の魅力が存分に描かれていていたなあと個人的に思いました。(あとはこの子達も現世に戻って人の生を楽しむことができれば…嬉しいです)

環姉妹の為なら手を汚すことも厭わない二人。今回もまた姉妹の為なら他はどうでもいい自分のことすら…という徹底っぷりが全編からにじみ出ていたと思います。

そして、以前から時折Twitterで呟いていたのですが、究極の合理性を持つ天才二人が唯一その合理性をかなぐり捨てて感情的に愛しついていく存在環姉妹。今回はどうしてその存在になり得たかも垣間見えたお話だったとも思います。

 

灯花とねむを人間離れした天才と称するならば、環姉妹は人間離れした善性の持ち主…いや善性そのものかもしれません。逆に言えばだからこそモラルすらぴょんと飛び越えようとする天才二人の唯一絶対の相手が姉妹なのかも…(天才すら包括する善性)その姉妹の善性の是非についてはまた別の機会で書くこととして、とにかく今回は灯花とねむのファインプレーのおかげで(もちろん皆のおかげでもあります)ハッピーエンドになったと私は個人的に思っています。

 

「お姉さま(さん)達の幸せが私(僕)達の幸せ」

 

環姉妹が世界中の皆の幸せが私達の幸せと感じることとまた対照的に、灯花とねむはこの広い宇宙の中で唯一姉妹の幸せだけを願いそれが幸せだと感じている。このあたり、ある意味アルまどと悪魔ほむらに似ているのかなと思ったりも。

 

こんな風に天才二人に思わせる姉妹…もっとちゃんと幸せにならないといけないですよね、そしてもちろん灯花とねむも。今後、3部もまたあると信じているさんかくですが、その時に二人もまた人間として生を謳歌できるようになれば…いやなってくれと思っています(願い)

 

そして余談ですが今回、思わずくすりとしたのが、灯花の対みふゆでした笑

ほんとこういう時は年齢相応の子供になるのが可愛らしい…ww

灯花のわがままっぷりや破天荒っぷり…なんだかマギウス時代と変わらないなあと、というより本質は変わってないのでしょうね。そのあたりシナリオも上手いなあと思いました。

 

ではでは、今回はこの辺で。機会があればやちよさん周りについても感想書きたいと思います。読んで頂いてありがとうございました!

 

                               さんかく