さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【ネタばれ有り】百禍の章第一章第一話~第三話感想 まさに禍いだらけ…だがそこが面白い!【マギレコ】

こんばんは、小生です。

最近よくリア充(古)でなかなかブログには書けなかったのですが、久々にマギアレコードの感想を書きたいと思います。まあ、正直悪魔ほむらさんに夢中でパチスロに走っていました(笑)

 

さてさて、百禍の章今後どういう落としどころになるか全く予想もつきませんが、先日のストーリーをプレイして、ああ、子供が魑魅魍魎のビジネス社会で藻掻いているみたいだ!と驚愕してしまいました。いやはや、会社を経営する側というか、企画調整する立場から見た会社の縮図の様で、これ、どうやって妥協点を見つけていくのかというビジネス視点で見ると、結構面白いです。

 

さて、これからネタバレ有りの単純なおバカ感想ですが、熱がこもっているだけが自慢ですので、しゃーねえなあ読んでやるよという方よろしくです。

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【まず全般に対する感想】

とにかく、幸せの魔女編(←この言葉も後から出てきたような気がしますが)と比べると全くの別物だなあと。あの頃はプレイヤーがいろはの視点を通して、いろんなキャラとの出会い、妹ういにまつわる謎やウワサなど、ワクワク感があったのですが、今回は今のところ小生はそれが無い!まあ、時女一族に対しては少しの期待感がありますが(これは後ほど詳しく)なんというか、群像ものにしようとしているのか、前回通りいろはを主人公に添えていこうとしているのか、揺ら揺らと狭間を彷徨っている感じで、見ていて(読んでいて)心元ない感じです。元々小生はいろはのお父さん的なスタンスで(気持ち悪い奴ですみません…汗)このゲームをプレイしているので、特にキャラ個人に自分を重ねるわけでないのですが、もし今回の禍いの当事者に感情移入してしまったら、展開に右往左往するかもしれません、不安感で。

 

この不安感は、どこかまどマギのほむらとすれ違いまくるマミ、さやか、まどかの殺伐とした雰囲気に通じるところがあって、その部分はいいのですが、決定的に違うのはコンテンツが違うため、シナリオがアニメほどキャラ寄りではないのかなあと(素人ながらすみませんが)そう思ってしまいます。アニメの場合はキャラの掘り下げとシナリオは連動していると思うのですが、ゲームの場合ライターが複数の場合もあり、大まかなストーリー展開は統一認識されているにしても、やはりキャラに対する掘り下げの個人差があって、台詞の使いまわしに違いが出てくるような気がします。その微かな違いが大きな違和感に繋がると…むむ辛い。

 

まあ、なんというか魔法少女ものというより、魔法少女による任侠ものというか、花のあすか組とか、ビーバップ系の様なものに変わった感じがしますねえ。

 

しかし、だからといって面白くないわけではなく、これがかえって面白い!どうにか経営を立て直そうとするときの会議の様で。(不安だらけだが、一周回るとやけに期待に溢れてハイになるような、ひとつひとつ問題点を荒探ししてどうにかしてやろうという熱意が現れる様なそんな感じです)

 

それで、今回のゲームでは、ただストーリーを追うだけでなく、それぞれの派閥のスタンス、キャラの信条、そしていろはのスタンスなどなど考え(妄想に近い)ながらプレイしています。

 

ではでは、今度はそれぞれの派閥ごとに感想を…。

 

ミスド

こちらはなんというか、ライバル企業のおかげで倒産した企業の幹部がいきなりライバル企業の社長室に乗り込んでいくという、手順を全く踏まない暴挙そのものの感じがしました。キャラ自体はそれぞれ魅力的なんですがねえ、ほんと残念で。サイドストーリーでの結菜の角が生えるくだりあたりは鳥肌ものでしたし、ひかるの「~っす!」という言葉使いが新鮮で、何気にお気に入りのキャラだし、樹里はもうあの可愛らしさと中身のギャップがたまらないという、キャラについてはものすごい魅力的なメンバーがそろっていると思います。

せめて、神浜の魔法少女に殺意満々…とかではなく、システムを奪うという目的で現れて敵対する…というもうちょっと穏やかなものにして欲しかったです。小生の個人的意見としては。(異論はもちろん認めます)どうも、あまりにも破壊に心奪われ過ぎて、サイドストーリーの頃の殺伐とした中でもどこか人間味がある…そういう雰囲気も薄れて行っている感じです。

今後の展開としては、ひかると十七夜、樹里とかりん、結菜と灯花の組合せが何か面白い人間関係の化学反応を起こしてくれないかと期待しています。

 

【時女一族】

ここまで癒してくれる存在になってくれるとは思いませんでした。改札口のくだりからほっこりしましたし、彼女達の心根というか、矜持とか日の本とか古いですけど伝統に根付いた行動指針や信念はものすごく安心感を与えてくれます。ホッとします。こちらのサイドストーリーもものすごく面白くて、ミスドとこちらの世界観もまただいぶ違うなあと思います。例えて言うなら「花のあすか組」(前述しましたが、そういう任侠少女漫画があってね…)と「まんが日本昔話」(というアニメがあって)くらいの。都会の雑多な文明に汚染されていない分、純粋で素朴なメンバーというイメージですね。企業でいえば、老舗の伝統的な会社の様な。そして経営指針の筆頭に環境を大切にすると宣言するくらいクリーンな企業という感じです。

 

【神浜マギアユニオン】

こちらはおなじみのメンバーですが、今回は一気に災難が降りてきたという感じですね。灯花の言う「過去が追いかけてくる」のと、こう、細部にあまりこだわらずに進めた結果、いつの間にか他の企業にも影響を与えてしまった大手企業の様な(例え…)、経営指針にもとても理想的な事を宣言していたけれども、発足時の手落ちが今になって現れた…そんな感じで、小生今回ものすごく心痛いです。

 

【ネオマギウス】

こちらはもう、なんというか年端もいかない子が可哀そうに…(涙)と庇護欲をそそるキャラで、企業に例えようもないのですが、宮尾ちゃんが泣いている姿が可哀そうで可哀そうで、今はもうそれだけです。

 

派閥に関してはおおざっぱにこんな感じですが、では、今度は全員ではないですが、小生が注目しているキャラについてストーリーを絡めて感想を書きたいと思います。

 

【環いろは】

この子は前述しているように、小生娘の様な気持ちで見守っているもので、今回はだいぶ辛かったですね。なんというか、大事に素直に育てていたのですが、世間の広さや辛さを教えるのが遅かった…!みたいな後悔が(マジ親の様な視点で我ながら怖くなってきたw)相手を思いやって言ったことでも、その相手に伝わらないし、更に受け取る側がそれを善意から悪意に変換することは容易なんです。これはリアル世界で小生もちろん経験済みですが、本当落としどころ見つからない場合多いです。良い悪いかではなく、そう相手が受け取った事に対してではどう対処できるか、自分自身は相手に合わせるべきか、それとも今のスタンスを貫くべきか?等々。そして知らない間に誰かを傷つけている、迷惑をかけている事も往々にしてあることも…。だが、このゲーム本当侮れない、こういう可愛い子達にこんなえぐい事させるなんて!…ああ、そうかこの作品もまどマギだったんだと(汗)ただ、いろはにもだんだんと信念というかそういう芽生えがあることと、小生だけがそう思ったかもしれませんが、灯花とねむに謝っているシーンを見て、「全ての原因が自分である」という考えを内に秘めているのではないか、と思っています。実はSSでちょこっとそういうシーンを書きたいと思っているのですが、そもそも灯花とねむ(とうい)はいろはの為を思って魔法少女になった。それって普通の友達レベルではそうはいかないと思うんです。灯花なんてあそこまでキュウべえに近い超合理的、客観的な天才ですが、友達の姉であるいろはに対してだけは、年相応に甘えたり、ただの可愛い少女になる。それは他の平行世界での因果も絡むのですが、だいぶ絆が深いのではと。そしてアルまどのMSSでもあった通り、この世界でしかいろはは魔法少女になっていない。だいぶ特異な世界であり、更に魔法少女のシステムから魔女になる部分を排除しようとするなんて、滅多に考えないことで。いろはって実はもっと奥の深い人物なのかもしれないと考えています。まだ芽生えてないだけで。そして未だに小生アルまどの一部分を受け継いだ魂の双子ではないかという妄想を抱いています(それはないw)これから黒いろはとか出てきたりして、面白くなって欲しいし、いろはには頑張って欲しいです。お父さんは応援しているよ…(涙)

 

【七海やちよ】

今回はまだまだ本領発揮していないようですが、何気に灯花との掛け合いがライバルっぽくてにやけてしまいます。将来的にはいろはを巡って軽く嫉妬や駆け引きが生まれる…そんな関係になりそうな気がします(百合脳)。特にさらわれた灯花とねむを救出した時の「担がれてただけだから怪我はないでしょ?(みたいな台詞)」のやちよに対して、「ベテランさん冷たい!ぷんぷん」が笑ってしまいました。

 

【里見灯花(と結菜)】

灯花のブレない姿勢はほんとすごいなあとw小生でも真似できるかどうか…良い悪いは別としてここまで相手に合わせずに貫いていく姿勢は見習いたいと思います。すごい今回貫禄を感じてしまいました。設定12歳の女の子なのに(汗)やっぱり人間キュウべえと称される部分は本質だったのかなあと。でもそこにも魅力を感じてしまうくらい、この子の個性は好きですねえ。今後いろはと交流を深めることで、どういう風に成長していくかが楽しみです。そして結菜が灯花のブレない台詞を聞いて涙目になるシーンは驚いたと同時にキュンとしました(おい)やっぱり根はいい子なんだよねえ…。そして灯花、精神面では一番強者かもしれない。

 

【ひかると十七夜】

「~っすよ!」という言葉使いが好きで(おそらく体育会系だったからなのか)、結構お気に入りなひかると、その立ち居振る舞いが小生大好きな十七夜、今回この二人も少ないながら見どころまんてんでした。

特にひかるの「手首切り落とせばいいっすよ!」はさすがに(笑)一番ミスドの中でロックなのはひかるかもしれません。そして十七夜、こちらも誰に対しても姿勢が変わらないところが痺れます。素敵すぎる。ひかるとのやりとり「押し入れの中で反省した方がいいぞ」「おちょくってくれるっすね」がほんと好きwカッコイイと素直に思いました。この二人の組合せでなんらかしらのサイドストーリーあれば面白いだろうなあ。

 

【ねむ】

今回の台詞で「因果応報だね」という言葉が一番印象的でした。結菜にも「肝が据わっている」と気に入られるし、この子は出番や台詞が少なくても存在感が半端ない。「僕っ子」というものが、小生苦手でしたが、この子の「僕」は自然で内面そのものを表しているようで、好きですねえ。参謀とか秘書に欲しい逸材です。横道それますが。

 

【時女静香】

いやあ、もう今回はこの子の台詞に救われました。なんだか気持ちいい。奪うより広める手伝いをするというね、ほんと素直でまっすぐ。正しいか正しくないかは別として、己の行動指針と、時女一族の矜持が連動しているというか、小生が言いたかった事を言ってくれた感じでホッとしました。なんだろう、企業を立て直そうとするコンサルタントみたいな感じがしました。(例え…)今回、この子達を主人公にしてストーリーを進行すればだいぶ面白かったのではと思います。いろは達はサブキャラ的な感じで。

あと余談ですが、結菜が土地のルールを押し付けないで、と言った時に素直に引く静香は外連味が無くていいなあと思いました。だけど、この結菜の台詞、なにげに…wそうういう君らはヒトの土地で何をwと思いました。まあ、彼女達にも理由はあるんですが、ですがねえ…。

 

とまあ、こんな感じの感想ですが、実際こういう企業間のもつれって、もうどうやって解決していくのがいいか‥‥当事者間だけではどうにもならないし。ラストにキュウべえに話を聞いてみようといういろはの提案は良かったと思います。炎上した会議室で新たな展開に持って行くというのはなかなか難しいことで。今回のストーリーもまだ第一章でこうですから、今後そのまま殺伐としていくのかどうか、全く不明ですが、ただ同じような戦いの繰り返しになるのだけは避けて欲しいと個人的に思います。もしこの展開を破るとしたら、アリナの登場は…ありかもしれないですが。ううむ、まだまだ未知数すぎて、予想を上回る展開を期待しつつ、今回の感想はこの辺で終わります。

 

ではでは、読んでくれてありがとさんです!