ピクシブで「トライアングル」という大人ほむさやの二次創作を投稿しましたが
実はあの作品が一番気に入っています。
何故かというと、大人の女性になったほむらとさやかの恋ともつかぬ、しかし
愛憎溢れる感情をまどかを絡めて昔から書きたいと思っていたからです。
（きゅうべえや、魔法少女システムの無い世界においても、きっとこの三人は深い関係を結ぶのではないかと考えています。）
ほむらの「貴方は誰が好きなの？」というさやかへの問いはこの作品での一番のポイントで。ＴＶ版、映画（叛逆版）ではほむら→まどかと、暁美ほむらの意識はまどか中心（99％程度）であり、彼女がさやかに意識を向けるとしたら、叛逆の後、彼女が悪魔と化した後だと考えています。（※こちらは実はもう1説小生が考えているものは、無意識下ではほむらがかなりさやかを意識しているのではないかということ。こちらについてはまた後日書きます）それが、大人になって「変化」しているのをあらわしてみました。
従来のほむらなら、さやかが「誰が好きか」なんて気になりません。おそらくまどかが「誰が好きか」は気になるでしょうが。それが年月を経て生活を共にしている間にかけがえのない存在（空気＝普段は気にならないが、なくてはならない存在の様に）となり、意識が変化した訳です。つまり、さやかが「自分（ほむら）を想っていてくれているのか」「まどかが好きなのか」が気になる、しかも酒を飲むほどに。彼女自身も己の心境の変化に気付き、戸惑い、揺れている訳です、これはもう「恋」と言ってもいいくらいに。年月を経て成長したほむらの新たなる試練といってもいいでしょう。
そしてほむらとさやかとまどかの三人の関係は、おそらく古今東西、どこかであったでしょうが、小生はこの様な三角関係は初めてです。
まどかを真ん中に据えて、左右にほむらとさやかが彼女を取り合う、もしくは守る様に寄り添う。（まどかの盾と剣の様に）
ほむらを真ん中に据えて、左右にまどかとさやかが寄り添う。新しい友を迎える様に。
さやかを真ん中に据えて、左右にほむらとまどかが寄り添う。ほっておけなくて面倒を見る姉妹の様に。
…この三人は通常の三角関係と違い、不思議と「完成」している感じがあります。
今後ずっと三人でも成り立っていけるというか。この三人にスポットをあてた物語というものが欲しいですね。小生は大人になった三人を想定して書いてますが、美しい女性に成長したほむらが、まどかに対する想いと、さやかに対する想いの違いに気付き、戸惑い、答えを見つけるという過程が書きたくてたまりません。現在の作品の流れから外れない様、短編で書いていきたいと考えてます。
面白ですね、この関係。
