さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

地獄少女 三鼎 1話、13話観た!

今まで全くノーマークなアニメ「地獄少女」を観ました!しかも三鼎(←シーズン3のことらしく)だけですが。

きっかけはパチスロで、最近この台を打ったのですが(北斗の拳が空いてなくて隣にあった)もうゲームよりもその画面にくぎ付けになってしまいました。お金そっちのけで。とにかく「画」が美しすぎて、和の世界といいますか、着物の中の動く模様、蝶、三日月、夕日、手毬、万華鏡の様な背景、そして主人公らしい和服姿の黒髪の少女(時折古風なセーラー服)もううわあ、と内心驚きの声をあげていました。この画面、日本文学をかじっている輩なら夢中になるのではないかと。特に泉鏡花とか谷崎潤一郎など。(何故谷崎と小生が感じたかは後述していく美少女同士の官能的なシーンで察してください)

また耽美を体現した様な少女(幼女?)がこれまた美しすぎて…閻魔あいちゃんという名前らしく。後に色々なサイトであらすじや感想を読んでいき、とりあえず予備知識を十分に得たあと、三鼎の1話から13話まで観ました。

なぜシリーズ3から観たかというと、元々のファンには申し訳ないのですが、パチスロの画面であいちゃんともうひとりゆずきちゃんという女の子同士がキスするシーンがあり。それがまた美しく、不思議とせつないんですよ。いやらしさを全く感じない。(でも官能的ではある不思議)もう雰囲気からしてキスというより「接吻(古)」という感じで。これはもう百合好きな小生からしたら(アニメ)観るしかない!と、それが理由です。

で、早速観ました1話。ああこれはもう…最初のゆずきとあいの入浴中でのキスシーンにつきますね。とにかくエロとか、百合とかの前に「官能的」なんですよね、すごいと思いました。入浴中のゆずき…水面にあいの顔が映しだされ、「?」となった瞬間、浴室の背景が写真の現像室の様に赤くなる。浴槽の中がまるで地獄と繋がっている様で、長い黒髪をまとわりつかせながら、あいの手が水面から現われ、次第に姿を露わにする。全裸のあいが髪をまとわりつかせながら、ゆずきにもたれかかる。二人とも水に濡れていて少女同士抱き合っている。まさに濡れ場という感じ。そこからしばらく抱き合って、あいが「…冷たい」と囁くんですね。「え?」とゆずき。そこから身体を離しあいが「開いて…」と囁くと、誘われる様に二人とも浴槽に沈んでいく。その中はまるで海の様で。あいの黒髪が海草のようにいたるところに広がっているのが圧巻でした。そこからまるで吸い込まれるようにゆずきがあいの身体に覆いかぶさると、口づけをかわす(このシーンがまた官能的で)…このシーンはもうすごいにつきました。百合を売りにしているわけでもなく、物語としてこの官能的なシーンが成り立っているのがすごい!百合で官能的ではなく官能的で百合なんですよね。(わかりづらいですが…)正に谷崎潤一郎の様な官能的でどこか幻想的な世界という感じです。

その後、2話からのOPが最高で!これはもうさすがスタジオディーン!画が綺麗なこと。とても数年前のアニメとは思えません。歌も最高ですね。「月華」画とのシンクロ率が半端ないです。

「くちびるからくちびるへと〜」であいとゆずきのキスシーンが360度(これはすごすぎた 笑)で観れるという。そこからサビの「貴方でなくちゃ満たせない、私じゃなきゃ許せなかった〜」での鳥居の下に立っているあいにカメラが揺れながらズームアップしていくシーンと、「だから私は〜」からの電車の前に立っているゆずきのシーンにはもうぞくぞくしっぱなしで。その後のゆずきの奇妙な(笑)ダンスは可愛らしくてたまりません。

…いやはや、ストーリーとかよりも画と音楽とあいちゃんゆずきちゃんの二人にやられた感じですね。もう少し落ち着いたらストーリーの感想を書こうかと思います。ではでは。