さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

死霊狩り(ゾンビーハンター)

平井和正先生の訃報を最近知った。ああ、なんというか時が流れるという言葉の意味を最近はつくづく噛みしめている。思春期時代に貪るように読んだ小説はほとんど平井和正先生の作品だった気がする。角川アニメ「幻魔大戦」の予告編は私の人生の方向(アニメオタクw)を定めた運命的な作品で、その作品が元々原作が小説であり、その原作者が平井和正先生であることを知った。それからまさに中二の時に幻魔大戦の小説を読み始め、こんな面白く恐ろしい世界があるのか、と夢中になった。その後、「狼の紋章」を読み、あまりのハードボイルドさに衝撃を受けながら、それでもかなり夢中になった。それから「サイボーグ・ブルース」「アンドロイドお雪」と読み進め、「死霊狩り(ゾンビーハンター)」と出会ったのである。先生の代表作としては、やはりウルフガイシリーズや幻魔大戦シリーズであろうが、私に取っては「死霊狩り(ゾンビーハンター)」が一番好きな作品である。特に1巻のゾンビーハンターになるための選抜試験のアクションが圧巻で、ここまで面白いものがあるのかと今でも思う。とにかく話しが面白い、もはや理屈じゃなく中二の頃に体に(頭に)染みついてしまっているのである。もう一度読んでみよう、そしてまたあの絶望と期待に満ちた面白さを味わおう。

平井和正先生ご冥福をお祈りいたします。