さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

マギアレコードファイナル感想【見滝原を中心に(ファースト・セカンドシーズン含む)】(ネタバレ有り)

こんにちは、さんかくです。

だいぶ日を置きましたが、アニレコファイナルの見滝原組を中心とした感想をUPします。なお、ファイナルだけではなくファーストとセカンドシーズンも含みますがご了承下さい。では相変わらず支離滅裂で、個人的な妄想も含む率直な感想なのでお見苦しいと思いますが、バッチコイな方はお付き合いよろしくお願いします!

 

アニレコにおける見滝原メンバーの立ち位置

アニレコ放送当初からOPに登場し、更にファーストシーズン、セカンドシーズンと見事な客演を見せた見滝原組。更にセカンドシーズン第一話に至ってはまさにまどマギ番外編と言っていいほどのストーリーが展開されるなど、見滝原組のアニレコにおける立ち位置は非常に丁寧で、尚且つ重要視されているものでした。元々まどマギスキーから始まってマギレコを始めたさんかくにとって、これはとてもありがたいもので、本当にアニレコ(マギレコ)には感謝~とTwitterで呟いてました。10年越しに見たかったもの(魔法少女の真実を乗り越え、共闘するまどさやほむ)が見れた喜びは言葉では表せないくらいです。(アプリ版もそう)細かい語りをすればもうとめどなく書き続けそう(何)なので、ここでは省略しますが、作画、演出共々(消火器等)ほんと嬉しかった…。

 

綺麗な別れ

ワルプルギスの夜が進路を変更したことで、見滝原組はみかづき荘と別れることになります。実はさんかく、見滝原メンバーはファイナルに登場しないと思っていました。ここでもう終わりだと。そして正直な所それを望んでいたんです。何故ならそれくらい見滝原メンバーとみかづき荘メンバーの別れが『綺麗』だったからです。あの完全な構図(画面中央から綺麗に分断されて左に見滝原メンバー、右にみかづき荘メンバー、まさに袂を分かつような完全な別れの構図)ここから先はいろはを始め、みかづき荘の物語であって、あくまで見滝原組は客演。それをあの構図が象徴していると。そしてメガミマガジン悠木碧さんのインタビュー(『まどかはあくまで「魔法少女まどか☆マギカ」の中心人物(略)』『与えられた立ち位置を自分なりに考え(中略)アフレコに臨みました』等)からもそう感じていたんです。ですが…

 

ファイナルにおける一瞬の戦闘シーン、そして消失したほむら

ファイナルでワルプルとの戦闘シーンが一瞬出てきた時は「おお?」と驚きましたが、その後ほむらが消失(移動)したシーンを見た瞬間「ああ、やっぱりそうかあ」と思わず呟きました。なんとなく、ワルプルが進路変更した時点でもう勝てないと思っていたのかもしれません。そして正直な所そのシーンに至るまでに怒涛の退場ラッシュが行われていたので、もう「何が何だか」という気持ちだったんですよね。見滝原組初見時の衝撃はそのためかだいぶ薄かったです。その後、何度かファイナルを観てようやくほむらが消えた意味を考えて暗くなったくらいでした。あの時見滝原組はワルプルに勝ったのかどうかよりも、またほむらが「やり直す」ことが切なかったんですよね。せっかくあそこまでさやかともわかり合えたのになあと…。いやはや、時間が経つほどじわじわと切なさが押し寄せてました…

 

ワルプルには勝ったのか?

台風はいつか過ぎ去るものですが、過ぎ去る=ワルプルに勝つではないと個人的に思っています(ここは間違っていたらほんとすみません)だからあの場面で勝ったのか負けたのかというのはわからないなあと…。そしてほむら以外のメンバーがどうなったのかも…ただいえるのはほむらが消えるということは、まどかを救う事が出来なかったんだなあと。それだけは確実に言えると思います。かつてないほどにわかり合えた見滝原メンバーでさえ勝てなかった…ほむらの心中は察するに余りあります。

 

無に帰すというかなんというか…

ファイナルはほんと未だに未消化なくらい衝撃が半端なかったです。ただ変な話あまりにも退場者が多い為、見滝原組の悲劇の衝撃が薄れたというか、悲しみが分散してしまったんですよね。これがいいのか悪いのか別として…。よくよく考えれば、ファーストでの客演、二期一話でのまどさやほむ共闘や、やちよカー、みかづき荘との共闘といろんなことがあったのに、それが乱暴な言い方をすれば全て無に帰したいうか。別れ際の杏子の言葉「あんたの願い叶うといいな」も結局叶わなかったということになります。なんという結末…!

 

その先…

でも本当に無に帰したのか、というとそうでもないはずです。アニレコでは尺の関係で描かれなかったと思うのですが、残された者のその後の生きざまや去ってしまったものの残した影響など、全部が無駄というわけではないはずなんですよね。で、見滝原組はどうかというと…やはり先ほど無に帰したとは言ったけれども、無駄ではなかったと思うんです。だから私も未だにファーストやセカンドシーズンの見滝原組の活躍を見ては「あ~いいなあ」とか歓声を上げております(頭のどこかで違う時空とか言い聞かせている所もありますがw)例えばファーストで杏子がフェリシアに語った言葉だったり、さやかが腕をもぎ取られ、再生しながらやちよといろはを助けた所だったりは確実にみかづき荘メンバーの心に残っているはずだし、杏子のいろはに投げかけた「叶うといいな」という言葉もまた、叶わなかったにせよ、でもその真心は届いているはずです。そして見滝原組同士の交流も…マミさんを理解し正気に戻したのもまた、皆が心を合わせることができたからで、そして二期一話でのほむらとさやかの和解(さやかがほむらに歩み寄った)もまた、ほむらの心に残っているはずです。ワルプル戦がどうなったのかは不明ですが、それでもわかり合えたという事実は彼女達の心を満たしてくれているのではと考えています。そして今回のアニレコで起きた数々の出会いや交流をほむらはその胸に秘めて新しい時間軸へと旅立つのです(ほむらには酷ですが)

 

さやかとの確執

今回かつてないほどわかり合うことができたほむらとさやかですが、今後どうなるのかなあとどうしても妄想してしまいます(ほむさやスキー)本編ではさやかはほむらに対して結構あたりが強いんですよね。他の周回でも結構…だからほむらもクーほむになった時点でさやかに対しあたりが強くなったのか不明ですが、だいぶ彼女に対しては無愛想で突き放した態度を取っています。(心の奥底では嫌ってはいないと思いますが)さて、この本編でのクーほむは果たしてアニレコ世界を渡り歩いたほむらなのか、どうか。個人的には違う様な気もするんですが、もし同じだとしたらだいぶさやかに対しては根深い怒りの様なものは湧いているかもしれないなあと思っています(あんなにわかり合えたのにまた振り出しという感じのどうしようもない怒り)まあどちらも悪いわけではないのですが、まさにすれ違いというか。そのあたり、まどマギ美樹さやか暁美ほむらに歩み寄ることが出来ればうまくいくというか、二人の関係性が鍵を握っているようなそんな気がします。(個人的超妄想)

 

廻天との繋がり

アニレコムックを読んでいないため、製作者の意図についてはいまいち疎いのですが、あのワルプルギスの夜が進路変更した所と、ほむらが消えた(別の時間軸へ移動)シーンを入れたのは明らかに廻天を意識してのことだろうと思います。もしかしたらコンセプトムービーにあった倒れているさやかのシーンはこのアニレコでのワルプルギス戦の後なのではとも思いますが、まあそこははっきりと断定できません。ただ廻天が時空を超えた見滝原メンバーを登場させるとしたら、アニレコともなんらかの形で繋がるのではと思っています。本当は個人的には叛逆の時空のまま突っ走って欲しい所ですが…。どちらにせよ、見てみない限りはわかりません。怖いと同時に楽しみでもあります…!

 

終わりに

さてさてだいぶ長くなりましたが、最初に語った通り、アニレコにおける見滝原組については本当に満足しております。確かにラストはショックでしたが、それも含めて。辛いですがまだ先はあるという気持ちが強いからです。今後まどマギについてはどう展開するのか全く予想がつきませんが、どう転んだとしても、このアニレコで見ることのできた見滝原組の見事な客演や戦闘シーン、そして一致団結した姿が支えになってくれると思っています。それでは…!