さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

【まどマギ】叛逆が人生を変えた話【運命は再び動き出す】

こんばんは、さんかくです。

まどマギ新作発表後いまだ興奮冷めやらぬ状態ですが、どうにか表面上落ち着いてきました。今は新作を見るまで&何回も観ることができるようしっかり働こう健康でいようという気持ちでいっぱいです。(またこれは外せませんがもうライフワークと言っていいくらいの大人ほむさやSSを書き続けることも)大人ほむさやSSについては書き続けることに決めてますが、今書いている長編を早めに区切りをつけて、また新しい長編を書きたいと考えています。新作後公式でほむさやがどうなるのかまったく未知数なので。(海外ドラマの本筋と一話完結の様な組合せでこれからも書き続けたいと思います)そしてこれは自己満足の世界ですが長編や短編を時系列ORわかりやすくまとめて紙媒体にしたいなあと思ってます(こちらについては強く思ってますがまだ未定です)新作が上映される前までにはきちんと整理したいですが、SSについてはまた別の回でいろいろ書きたいと思います。

 

さて、今回表題のとおり叛逆の物語が人生を変えた話です。これは私以外の方もたくさんいらっしゃると思います。というか観た方全員大なり小なりこの作品で影響を受けてるはずですので。Twitterでも歓喜や「叛逆で人生変わったので嬉しい」という内容の呟きを見かける度、ああ、やっぱり私だけじゃないんだなあとこの作品のすばらしさを再認識させられてます。では私の場合どう変わったか個人的な話ですが生温かく読んでやってください。

 

元々上司に勧められリアルタイム勢ではないんですがまどマギにハマり、そこから運のいいことに数か月後で叛逆の物語が上映されるタイミングになっていました。(今思えばその時点でまどマギもアニメの中では十分ハマっていると思っていたのですが甘かったです)そこで忘れもしない2013年10月26日土曜の朝、近くの映画館で上映されることになっていたので軽い気持ちで観に行きました。予約などはしてませんでした。そうして驚いたのがまさかの長蛇の列で…私の地元の映画館で列になるということは滅多にない(見た事が無い)んですが、まさかまどマギでと驚きつつ私も並びました。家族連れは少なく、大学生や社会人が多く談笑している人は少なかったです。まるで映画が楽しみで仕方がなくてそれ以外は目に入らない…そんな雰囲気でした。そうして特典ミニ色紙を貰い中へ……

 

(映画上映中……)

 

 

……映画が終了し室内が明るくなっても誰も席を立とうとしませんでした。そうしてぼそぼそと喋る声、皆動揺と困惑、そしてまぎれもない熱に浮かされた状態で。私もその一人でした。頭の情報処理がまったく追いついていないのにまるで一目ぼれでもしたように脳内はぐるぐると熱に浮かされたようにまどマギのことばかり。特に悪魔ほむらと最後に対峙したさやかのことばかりで。

 

ああ、嘘だろう…こんなハマるとはと心で呟きました。買ってきたポップコーンやコーラの味もわからないままで、そしてどうやら隣もそんな風で。しばらくして皆名残惜しそうに立ち上がりゆっくりと映画館を出て行くのですが、その道のりでも一人で観たひとは誰かと喋りたそうに、複数で来たひとはずっとまどマギの話をしていて、まどマギを観たことで見えない一体感が生まれているようでした。そうして外へ出た瞬間思ったんです、「悪魔ほむらとさやかのその後を書きたい」と。昔取った杵柄ではありませんが、昔ゲームにハマった時にそのキャラクターのその後を想像(妄想)してSSを書いたことがあったのですぐにその思考に行きついたのだと思います。そしてなんといっても悪魔ほむらを見た時の衝撃の強さ…!あの大画面で悪ほむのアップを観た瞬間から虜になってしまったのかもしれません。何故とかどうしてよりもショックが大きかったのを今でも覚えています。映画は冒頭から「???」の連続でぐいぐいとひきこまれあっという間に終わった感じでしたが、その中でも鮮明に印象に残っているのがさやかの消火器とほむらとさやかの対峙のシーンで(これも今思えばほむらとさやかが好きだったからかもしれません)もう彼女達のその後を書かずにいられない、そんな衝動にかられました。

 

そうして映画館を出て帰宅し、すぐに彼女達の10年後という設定でSSを書き始め11月4日にpixivに最初のSSを投稿しました。pixiv自体初めてだったのでブクマやいいねに気づかずにおりましたが、あとでそれに気づき嬉しかったのを覚えています(感謝)。それからも書きたい欲が収まらず、休日や仕事帰りは映画館、それ以外の空き時間はSSにあてて書き続けました。時間を作ろうという意識ではなくもう「書きたい、よし今時間ある書こう!」みたいなそういう勢いで。仕事前車の中だったり映画館の待ち時間だったりふと思いついたらメモをするそんな体ですごいスピードで。相当熱に浮かされていました、そしてその熱が私は好きで。結果現時点(2021年4月28日)で151作のほむさや(さやほむ)SSを書いています。あれから8年経っていますが、まだまだ書きたい欲が続いています。ペース的には映画が上映されている頃から1年目あたりは2日、3日置きのペースでSSを投稿していたのでほんとほむさやスキーだなあとしみじみ…。でも今でこそ数字でこれだけ書きました、ペースはこれだけでと言えますが、それはたまたま結果であって当時はそんなこと考えてもみなかったし、ただただ二人の今後を妄想してその話を書き上げるのがただただ楽しくて至福だったのです、今でもそれは変わりません。

 

また前後しますが、SSを書き始めるのと並行して、前述でもうかがえると思うのですが映画館も何度も通っていました。こんなに夢中になって観る映画はもう十何年振りで、昔宮崎アニメを映画館で観てハマり、同じ映画を4回観たのが最高でしたがまどマギはなんとそれを簡単に上回りました。たぶんドン引きされるでしょうが20回以上だったと思います(いやはやほんと社会人で良かったなあと…金銭的に)最初の理解が追い付かない中の高揚感と次第に理解しはじめた後の没頭感、そして美しい絵と音楽、同じ内容でも新しい発見が何度もあり飽きることはありませんでした。また当時は週ごとで変わる特典があり(ミニ色紙、ポストカード、フイルム)それをだいぶ集め収集的な喜びも体験できたのが楽しかったです。ミニ色紙では見ず知らずの方と色紙を交換したり、二言三言語ったりなどちょっとした交流も生まれました。たぶん周りの方を見る限りそういう交流があちらこちらで発生していた気がします。あとフィルムはオークションでもだいぶ高騰化して話題になりましたが一番特典でワクワクしましたねえ。最後の上映日はほんと名残惜しかったのを憶えています。

 

叛逆を観る前と後ではだいぶ私の人生変わったと思います。まずはものすごくワクワクできるものに久々に出会えたこと、これが一番大きいです。子供の頃学生の頃熱中したり未来に思いを馳せてワクワクした頃の楽しみは社会人(大人)になった今あるわけないと思っていたのに…叛逆で簡単にその思いが覆されました。映画館を出た頃には私の中にあの頃(もしかしたらそれ以上)のワクワク感が生まれ、それが心の余裕に繋がり仕事も乗り越えられました。(当時人間関係には恵まれていたがだいぶハード(感情労働的に)でストレスフルな仕事だった(今は転職しています))それになによりいろんな楽しみが生まれたのも大きかった。SSを書くことそのためにまた昔読んだ本を読み返したり、まどマギ関連のグッズを厳選して購入したりとどんどん楽しみが増えていき久々に学生の頃の気持ちに戻り没頭しました。20回以上映画館に通ったこと、SSを151作書いたことはその結果だと思っています。

 

そうしてしばらくは新作がまだかまだかと語られ続けましたが、マギレコの登場、そしてアニレコの登場により次第にもうまどマギとしての新作は無いだろうなあというムードになり、続編まだ?と語られなくなるようになったころ。私はほむさやSSを書き続けるにはかえってあのエンディングで良かったのでは、と思う様になっていました。その後が描かれないことでかえって自由にほむらとさやかの今後を書けると。そしてそれを自分でも受けいれていると思っていたのです、あの10周年イベントが来るまでは…

運命は再び動き出す

 

イベントの最後の最後いきなり暗転し、懐かしい映像が流れた後に浮かんだこの文字で私は鳥肌が立ちました。ああこれは…とそして

 

正当な続編

 

うわああああ!もう自分でも驚くくらいの大歓喜で。あの終わり方で良かったんだという気持ちが一瞬でなくなり、あるのは喜びだけ。こんなに自分は続編を待ち望んでいたのかと驚きました。いや嬉しい、ただそれだけ。

 

それからしばらくは頭の中真っ白でしたが、次第に「映画を観るまで健康でいよう」「めっちゃ働こう」と俄然やる気が出てきました。久々の高揚感はあの時と同じで。再び私の運命も動き始めた、眠っていた魂が目覚めたそんな気持ちです。もう叛逆を観なかった場合の自分が想像できないし(その場合の人生が想像したら怖いくらい)そう思えるくらい今充実しています。自分の人生は自分で決めるのが前提だが、それでも叛逆の物語でだいぶ私の人生変わったと言えるし、それは喜ばしいことだと思う。だってこんなに自分の人生を明るくしてくれるものに会えたのだから。そしてこれからも。

 

例え新作の内容がどうあろうとも今書いている大人ほむら・さやかのSSは自分の構想している物語がある限り書き続けようと思っています。それまではいつもの様にSSを書き続け新作が上映される日を楽しみにしたいと思います。

 

…いやあ、でもほんっと嬉しいですねえ…!(歓喜収まらず)

 

 

さんかく