さんかくの部屋

アニメ、ゲーム、ミステリ感想、二次創作多めの雑多ブログです。最近は、まどか☆マギカ、マギアレコードばっかりですがよろしくです。

森博嗣先生の作品

 こんばんは小生です。
最近、「自分は今までいっぱい本も読んだし、映画も観たしインプットは終わりだ、アウトプットしなければいけないのでは?」と思いこんでいた自分を反省しております。(一人盛り上がり(苦笑))

何故なら確かに似たようなストーリー、似たような事象はありますし、温故知新という言葉もありますが、それでも面白い作品はまだまだ生まれるし、新しいことっていっぱいだと思ったからです。そのきっかけを書くと長いので今回は省きますが、それでまた新たに今まで観てなかった映画や海外ドラマ、本を読み始めました。

小説は森博嗣先生の作品をまた読み始めました。「すべてがFになる」を読んで数冊シリーズを読んだことがあるのですが、当時は読解力がなく意味がわからなかったことが多かったもので(汗)ただ登場人物の言葉が新鮮でした。小生のような良くも悪くも情まかせな人間にとっては、その客観的というか本質を見事に現した短い言葉は胸を抉ります。正しすぎて辛いというか…。どうして辛いのだろうと考えるのも怖いくらいで。
ただ人物はかなり魅力的だと小生は思います。お気に入りはVシリーズの瀬在丸紅子さん。「美人」と直接的な描写はあまり書かれてないのですが、読んでいてかなり美しい人が目に浮かびます。(森先生の描く女性はみな個性があって魅力的ですし、描写がうまいなあ)

あとは四季さん!この方はもうものすごくて、でもなんというか可哀想な人だなと。例えるなら高性能の機械が立ち上がりが遅いじゃないですか、立ち上がったらそれはもう素晴らしい機能を発揮するのですが(高性能プリンターとか)そこにいたるまでのタイムラグが、もう単純なコピー機だったら何十枚も印刷されている。だから効率という点で考えたら性能というよりも「立ち上がり」が大事なのかなと。確かに緻密な画像を印刷するなら高性能がいいですが、ただ単に白黒を印刷するなら立ち上がりの早い性能はやや低いコピー機がいいと。まあ適材適所ですが。その印刷を人間の知能の発達で表すならまさに四季はかつてない高性能プリンターなんですよね。ただ、立ち上がり(人間的感情の発達)がかなり遅いのかなと。だからうまく言えないのですが(ここが小生の情まかせで理論がなってないという欠点ですが)「人の温かみを感じる心」とか「思いやり(同調)」が成人になっても生まれない(あるいはうずもれている)のではないかと。そのため彼女には人を超える「叡智」が備わっている。だけどもし相当後になって「人の温かみを感じる心」「思いやり(同調)」が生まれたら、親を殺害した事をどう感じるだろうか、とかそういうことを考えます。まあそうなると四季ではなくなるんでしょうが。

小生は理にかなってなくて、全然非科学的で論理的でなくて、「人の情」に動かされる人間です。情けないことですが(汗)だからこそ「人の情」とかそういうものに振り回されず本質を捉える人に憧れるんだろうなあと森先生の作品を読み度に痛感します(汗)

いやはやなんだか変な文ですが、一読ありがとうございます(敬礼)